例えば今季KLPGAツアーの国内開幕戦である『ロッテ・レンタカー女子オープン』を制したチョ・アヨンだ。国内開幕戦以降も好調を維持し続け、8月25日時点で18試合に出場した中、トップ10入りが8回。目下、賞金ランキング4位につけている。
このチョ・アヨンに負けじと4月の『ネクセン-セイントナイン・マスターズ』で優勝したのがイ・スンヨンだ。現在、賞金ランキング16位にある。
そして先週の『ハイワンリソード女子オープン』で優勝したイム・ヒジョン。
3人はいずれも今季からKLPGAのレギュラーツアーにデビューしたルーキーで、2000年生まれということから、韓国では“女子ゴルフ・ミレニアム世代”といわれている。
この3人のほかにもミレニアム世代には、2014年から2016年まで韓国代表を務めて2018年にプロ転向したパク・ヒョンギョン、“第二のキム・ハヌル”と期待されるイ・ガヨンなど粒ぞろい。
日本女子ゴルフ界で “黄金世代”が話題だか、韓国では彼女たちよりもさらに若い“ミレニアム世代”が注目を集めているのだ。
しかも、8月9日~11日に行われた『済州(チェジュ)サムダンス・マスターズ』では、“ミレニアム世代”よりもさらに2001年3月生まれのユ・ヘランが優勝している。韓国でも新たな才能が続々と頭角しているのだ。
注目したいのは、そんな韓国の“ミレニアム世代”と日本の“黄金世代”が競い合うことだ。
8月29日から韓国で行われているKLPGAツアーのメジャー大会である『ハンファ・クラシック』。前出したチェ・ヘジンや“ミレニアム世代”はもちろん、日本からも河本結、吉本ひかる、三浦桃香といった3人の“黄金世代”が出場している。
主催者側もそうした話題性を意識して、昨日の第1ラウンドで河本結はチョ・アヨン、イ・スンヨンとラウンドすることになった。韓国メディアも、「韓国ミレニアム世代のチョ・アヨンVS日本・黄金世代の河本」(『聯合ニュース』)と見出しを打って紹介した。
日本の黄金世代と韓国のミレニアム世代のラウンド。その対決の行方に熱視線が集まりそうだ。