日本は立候補断念も…韓国がサッカーアジアカップ誘致に本格始動、63年ぶり自国開催へ“官民一体”

韓国サッカー協会(KFA)が、2023年アジアカップ誘致の準備を本格的にスタートする。

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韓国政府の文化体育観光部(日本の文部科学省に相当)は8月31日、「韓国サッカー協会はアジアカップ誘致計画書、政府保証書、競技場・練習場協約書などを含む公式申請書をアジアサッカー連盟(AFC)に提出した。韓国サッカー協会、各自治体とともに誘致準備の手続きに努める」と伝えた。

2023年アジアカップは当初、中国での開催を予定していた。しかし、国内での新型コロナウイルス感染拡大を理由に中国が開催権を返却したことで、AFCは新たな開催地を探すことになった。

韓国代表

KFAは今年6月、AFCに誘致意向書を提出した。ライバルとなるのはカタール、オーストラリア、インドネシアの3カ国だ。当初は日本も非公式ながら代替開催の打診を受けていたが、最終的に立候補は断念した。

最大のライバル国はカタールとなる見通しだ。カタールは今年11月にワールドカップを開催予定であり、大会で利用した施設をアジアカップでも活かすことができる。

その一方、韓国は2002年日韓ワールドカップをはじめとする国際スポーツイベントを自国開催した実績と経験がある。アジアカップも韓国が最後に優勝した1960年に自国開催した経験があり、63年ぶり2度目の自国開催を目指す。

また、韓国開催となれば大会日程を当初の予定から変更する必要がない。アジアカップは2023年6~7月の開催を予定しているが、カタールやオーストラリアの場合は同時期が猛暑となるため、2024年1月など涼しい時期に日程を調整する必要が出てくる。

アジアカップはアジア地域における最高権威のサッカー大会だ。文化体育観光部は「アジアカップは大きな意味を持つ国際大会だ。韓国サッカー協会や開催予定の自治体などとともに、アジアサッカー連盟の実態調査に対応するなど、対外誘致活動を本格的に行っていく」と明らかにした。

AFCは来月に現場実態調査を行った後、AFC執行委員会を経て10月17日に開催地を決定する予定だ。

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