“クリロナ欠場騒動”で韓国KBSまで火の粉が…放送事故の連続、法的訴訟も

2019年07月29日 サッカー #C.ロナウド

韓国の公営放送KBSに“クリロナの火の粉”が降りかかった。

巨額の中継権料をかけてサッカーの試合を放送したが、公営放送のイメージに泥を塗られ、ややもすると法的訴訟に巻き込まれる可能性まで出ている。

去る7月26日、ソウル・ワールドカップ競技場で開かれたユベントス対チームKリーグの親善試合は、「ロナウドが出場しないロナウドの試合」となり、さまざまな波紋が広がっている。

放送関係者によると、中継放送局であるKBSは、主催したTHE FESTA社側に中継権料として3億ウォン(約3000万円)を支払う契約だったという。

【独占】クリロナ欠場騒動、主催したTHE FESTA女性社長が告白

ひとまず、興行には成功した。視聴率調査会社ニールセンコリアによると、同日午後7時44分から10時49分までKBS2で生中継した「ユベントスFC招待サッカー親善試合」の視聴率は、11.3%を記録した。

しかし試合後の騒動が激しい。何よりも生中継は、放送事故の連続だった。試合は予定された開始時間(午後8時)を57分も過ぎて始まり、中継する側としては“悪夢”のような時間だった。

さらに大きな惨事は、試合中、海外の違法スポーツ賭博業者の広告がグラウンド周辺のAボードを通じてKBSの中継画面に露出したことだ。

7月26日、ソウル・ワールドカップ競技場で行われたユベントス対チームKリーグの親善試合で、ベンチからファンの歓声に応えるクリスティアーノ・ロナウド

国民体育振興法26条によると、韓国内におけるスポーツ賭博は、国民体育振興公団が発行する体育振興投票券、すなわち「スポーツトト」と、公式発売サイトである「betman」だけが合法だ。

韓国のサッカースタジアムでハングルサービスまである海外の違法スポーツ賭博業者が堂々と広告を出し、その広告が地上波で生々しく放送されたということは、史上初となる衝撃的な出来事といえる。

すぐに国民体育管理公団が動いた。

国民体育振興公団の場合、違法スポーツ賭博申告センターを通じて、市民と疎通している。サイトの申告はもちろん、違法スポーツ賭博サイトの利用者の申告や、販売者関連の不正行為、八百長など、スポーツの公正性にかかわる大部分の不法行為に対する申告を受け付けている。というのも違法スポーツ賭博は、運営者だけでなく、参与した者にも5年以下の懲役や5000万ウォン(約500万円)以下の罰金が付与されるなど、重罪だからだ。

国民体育管理公団の関係者は7月29日、本紙『スポーツソウル』と電話インタビューで、「公団のスポーツ公正文化チームが状況を把握している。国民体育振興法26条違反かどうかについて、法律諮問をする計画だ。その結果に基づいて、関係会社の告発を検討する予定」としながら、主催したTHE FESTA社を指名した。

しかし韓国プロサッカー連盟とKBSも、“責任論”から逃れられない見通しだ。

KBS内部でもロナウドの欠場、生中継遅延などによる損害の規模を把握していることがわかった。場合によっては、THE FESTA社と法的訴訟に発展する複雑な状況が生じる可能性もある。

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