クリロナとユニホーム交換したソン・フンミン、プレシーズンの出発は“順調”

ソン・フンミン(トッテナム)が気持ち良くプレシーズンの最初の試合を消化した。

ソン・フンミンは7月21日、シンガポール国立競技場で行われたユベントスとのインターナショナル・チャンピオンズ・カップに先発出場し、前半45分を消化した。攻撃ポイント(ゴール+アシスト)は記録できなかったが、軽い身のこなしでトッテナムの攻撃を導いた。

ソン・フンミンの活躍もあり、トッテナムはユベントスに3-2の逆転勝利を収めた。

2002年生まれの有望株トロイ・パロットともに、ツートップで先発出場したソン・フンミン。パロットは若手選手であるため、ソン・フンミンが実質的な攻撃の中心だった。ソン・フンミンは序盤から積極的な動きでユベントスの守備を揺らした。数回の鋭いシュートでゴールを脅かしたりもした。

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トッテナム最初のゴールも、ソン・フンミンが起点となった。前半30分、ソン・フンミンは単独でカウンターを仕掛けた状況で、ペナルティボックスの右に動くパロットに絶妙なスルーパスを送った。

パロットのシュートはゴールキーパーに防がれたが、エリク・ラメラが詰めてゴールネットを揺らした。ソン・フンミンのチームメイトを生かす動きが目立った場面だった。

ソン・フンミンは今回の試合を前に、2年前のロシアW杯アジア最終予選の第8戦(ヨルダン戦)で受けた右腕の骨折で、骨を固定していたボルトを除去する手術を受けた。まだ完全に回復していないなか、プロテクターを着用して試合に出場した。

蒸し暑い天気や万全ではないコンディション、そしてプレシーズン最初の試合であることを踏まえると、ソン・フンミンのパフォーマンスは誇れるものだった。

プレシーズン最初の試合であるだけに、トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は後半開始と同時に、ソン・フンミンをはじめとする5人の選手を交代させ、ラインナップに変化を加えた。

この日のトッテナムはラメラのゴールで先制したが、ゴンサロ・イグアインとクリスティアーノ・ロナウドに連続ゴールを許して逆転された。それでもルーカス・モウラが同点ゴールを入れると、後半ロスタイムにハリー・ケインが約50メートルの地点から幻想的な中距離シュートを決め、逆転勝利を収めた。

試合後、ソン・フンミンはクリロナとユニホームを交換した。英メディア『フットボール・バイブル』は、「ソン・フンミンは“偶像”ロナウドとユニホームを交換した。ソン・フンミンはそのユニホームにキスをしたりした」と注目した。

ユベントスに勝利したトッテナムは来る7月25日(日本時間)、中国・上海でマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。

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