関東大学サッカーリーグ、東京国際大学が6連勝。前田秀樹監督「守備の統一、意識の高さ」を評価

2022年05月15日 サッカー #玉昌浩

5月14日、15日に「JR東日本カップ2022第96回関東大学サッカーリーグ戦」が行われた。

14日、中央大学と日本大学の2部第6節の試合が行われた。

0-0で折り返した後半、得点機会阻止でキーパーが退場処分を受け、そのPKで1点を失った中央大学だったが、「そこからスイッチが入って、うちらしいサッカーができた」と宮沢正史監督。

「みんながつないでくれたところを、自分が決めるだけだった」という山﨑希一のゴールで追いつき、試合は1-1の引き分けに終わった。

宮沢正史監督は、「ここまで3カ月やっているが、選手の変化、チームの変化をすごく見られるので、もっともっと上を目指して行きたい」とし、具体的には「相手より走って、球際で勝って、相手より早く切り替えて、早く準備して、というところ。ベースの部分を上げていきたい」と話した。

また、「今日は白いユニフォームだったので、“みんな泥んこになって来い”と送り出した。泥臭く戦えということ」であり、それが「金茶魂」であると説明した。

自身が選手だった時代の中央大学は「守備的で今とは全然違う。守って守ってカウンター。そういうプレーが多かった」とし、「今の子はサッカーが上手いので、それプラス、しっかりビルドアップしながら、ボールを握りながら、相手を圧倒したいという思いがある。攻守において、より隙を作らず、隙を突いて行きたい」と述べた。

最後に、「なかなか難しいリーグでもあるので、そう簡単には勝てないとわかっている。粘り強く戦って、1-0でも勝てるようにしていきたい」と語った。

15日には、国士舘大学と東京国際大学の1部第6節の試合が行われた。

試合は、前半31分にコーナーキックから村木龍晟が得点し、東京国際大学が先制する。東京国際大学は後半、退場者を出したが、無失点で守り切り開幕6連勝を飾った。

試合後、東京国際大学の前田秀樹監督は「国士舘の方が良い展開だったがよくしのいだ」と振り返った。

「サッカーで一番大切なのは、1点をどうゼロに抑えて守り切れるか。それが一番難しい。冗談で今まで勝っているのは“まぐれだ、まぐれだ”と言っているが、それができるということはまぐれでもないのかなと。チームとして守備の統一、意識の高さ。そういうのはできている」と評価した。

(文=玉 昌浩)

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集