FIVBバレーボールネーションズリーグを控える女子バレー韓国代表が大胆な世代交代を図った。
韓国代表は現在、去る5月2日に入村した鎮川(チンチョン)選手村で日々練習に励んでいる。
東京五輪ベスト4の立役者であるステファノ・ラバリニ監督が退いた後、新たに指揮を執ることになったセサル・エルナンデス・ゴンザレス監督は、今年のFIVBバレーボールネーションズリーグに出場するメンバーを若手中心に構成した。
すっかりと若くなった。代表チームの平均年齢は約23歳だ。選手16人中、30代はファン・ミンギョン(31、現代建設ヒルステート)、キム・ヒジン(31、IBK企業銀行アルトス)、ヨム・ヘソン(31、KGC人参公社)の3人しかいない。最年少はパク・ヘジン(20、興国生命ピンクスパイダーズ)、チェ・ジョンミン(19、IBK企業銀行アルトス)、イ・ソヌ(19、KGC人参公社)ら2002年生まれだ。
昨夏の東京五輪経験者も、キム・ヒジン、ヨム・ヘソン、パク・ジョンア(29、韓国道路公社ハイパス)、チョン・ジユン(21、現代建設ヒルステート)の4人のみとなっている。
何より、特に最も若返ったのはセンターライン。ヤン・ヒョジン(32、現代建設ヒルステート)とキム・スジ(34、IBK企業銀行アルトス)が代表引退を宣言した同ポジションでは、チョン・ホヨン(20、KGC人参公社)、イ・ジュア(21、興国生命ピンクスパイダーズ)、イ・ダヒョン(20、現代建設ヒルステート)、チェ・ジョンミンの4人がバトンを受け継ぐことになった。
長年エースとして活躍した“女帝”キム・ヨンギョン(34)が代表引退により退いたレフトでも、パク・ヘミン(21、KGC人参公社)やイ・ソヌといった若手が選出された。
世代が一気に若くなっただけあって、特有のエネルギーが練習場を覆う。韓国代表のトレーニングの雰囲気は明るい。
今年9月に予定されていた杭州アジア大会が延期となったため、チーム内も慌ただしくなることが予想されたが、イ・ドンヨプ首席コーチは「若いからなのか雰囲気が本当に良い。夜間練習も選手たち自らが要望する。イ・ヨンヒ・コーチとボールを打ちに行く」と笑顔を見せた。
代表に初招集された選手も多い。パク・ヘジン、チェ・ジョンミン、チョン・ホヨン、イ・ソヌ、イ・ハンビ(25、ペッパー貯蓄銀行AIペッパーズ)が新顔だ。セサル監督は「来る国際大会のために最上の選手で代表チームを組まなければならない」とし、多くの選手をチェックして最適のメンバーを構成することを約束した。
招集初週はコンディションの引き上げに集中した。その後、ハードなトレーニングプログラムが週ごとに組まれている。イ・ドンヨプ首席コーチは「体力プログラムは外国人トレーナーによって組まれている。午前は体力トレーニングが中心で、午後にボールを使った練習をしている。これまでオフが長かったからかコンディションも万全ではないため、簡単なことから進めている」と説明した。
なお、韓国代表は約4週間の練習を終えた後、ネーションズリーグ予選ラウンド出場のため、来る29日に仁川(インチョン)国際空港を通じて開催地の米ルイジアナ州シュリーブポートに向かう。
同地では5月31日から6月5日にまで試合が行われる予定であり、以降、6月14日から19日にかけてブラジル・ブラジリア、6月28日から7月3日にかけてブルガリア・ソフィアで予選ラウンドを戦う。
以下、バレーボールネーションズリーグに出場する韓国代表のメンバー16人。
◇
―セッター
ヨム・ヘソン(31、KGC人参公社)
パク・ヘジン(20、興国生命ピンクスパイダーズ)
―リベロ
ノ・ラン(28、KGC人参公社)
ハン・ダヘ(27、GSカルテックス・ソウルKIXX)
―レフト
パク・ジョンア(29、韓国道路公社ハイパス)
パク・ヘミン(21、KGC人参公社)
イ・ソヌ(19、KGC人参公社)
カン・ソフィ(24、GSカルテックス・ソウルKIXX)
ファン・ミンギョン(31、現代建設ヒルステート)
チョン・ジユン(21、現代建設ヒルステート)
イ・ハンビ(25、ペッパー貯蓄銀行AIペッパーズ)
―ライト
キム・ヒジン(31、IBK企業銀行アルトス)
―センター
チョン・ホヨン(20、KGC人参公社)
イ・ジュア(21、興国生命ピンクスパイダーズ)
イ・ダヒョン(20、現代建設ヒルステート)
チェ・ジョンミン(19、IBK企業銀行アルトス)
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