簡単なグループは一つもない。それも、南米勢や北中米勢と同居すればなおさら負担になる。
韓国は1954年スイス大会から前回の2018年ロシア大会まで、W杯に計10度出場し、全34試合を戦った。
そのうち、最多の対戦は欧州勢との23試合で、次に南米勢との5試合。北中米勢、アフリカ勢とは各3試合ずつ対戦した。W杯における通算成績は6勝9分19敗だ。
W杯で最多の出場枠を保有しているだけに、欧州勢との対戦が最も多くなるのは当然だ。来る11月に開幕する今回のカタール大会にも計13カ国が出場する。そのため、欧州勢との正面対決を避けて通ることはできない。
韓国は欧州勢に弱いという固定観念があるが、W杯での成績に限ればそうでもない。23試合の内訳は5勝6分12敗と、黒星は半数程度に過ぎない。
これまで勝利した相手を見ると、ドイツやギリシャ、イタリア、ポーランド、ポルトガルと欧州諸国が大半であり、強豪と分類される相手に勝利する異変を起こしてきた。なお、残りの1勝はアフリカ勢のトーゴだ。
このほか、ベルギーやブルガリア、フランス、ロシア、スペイン(2回)といった相手とは引き分けに持ち込み、貴重な勝ち点1を奪取してきた。
その一方で、韓国は南米勢と北中米勢に過去一度も勝利したことがない。
アルゼンチン、ウルグアイとはそれぞれ2度対戦していずれも敗れ、ボリビアとも引き分けに終わった。北中米の強豪メキシコとも2戦全敗だ。アメリカとは一度対戦して引き分けている。
南米勢、北中米勢のチームは個人技やスピードに優れており、強豪となればチーム力も備わっていることから、戦いにくい相手となる。合計成績は2分6敗とふるわない。
だからこそ、組み合わせ抽選ではむしろ欧州勢2カ国と同居した方が良いという意見に力が入っている。
特にポット1のブラジルとアルゼンチン、ポット2のメキシコとウルグアイなど、韓国がW杯で勝利したことのないチームと同居することになれば、大きな負担になるしかない。
なかでも、メキシコは前回のロシア大会で同組に入り苦汁をなめたチームだ。W杯だけでなく、昨夏の東京五輪でU-24代表が対戦した際には3-6の完敗を喫したのだから、なおさら避けた方が良い。
これらを踏まえると、ポット1からはベルギー、イングランド、ポルトガル、ポット2からはデンマーク、スイス、クロアチアが入ることが比較的良いのかもしれない。ここにポット4から相性の良い相手が入れば、韓国にも十分突破の可能性はある。
このほか、ポット2からアメリカ、ポット4から欧州勢が入ることも、比較的成功の可能性のある組み合わせと言えるだろう。
もっとも、本大会にまで上り詰めた国々に弱い相手などいない。直近2大会でグループステージ敗退に終わっている韓国は、カタールで2010年南アフリカ大会以来の決勝トーナメント進出を果たすことができるのだろうか。
カタールW杯の組み合わせ抽選は4月2日1時(日本時間)からドーハで行われる。
前へ
次へ