わずか30分で達成!元京都サンガの石田雅俊、韓国2部でプロ通算2度目のハットトリック

かつて京都サンガF.C.、SC相模原、ザスパクサツ群馬、アスルクラロ沼津に在籍し、現在は韓国Kリーグ2(2部)の大田(テジョン)ハナシチズンでプレーをする日本人MF石田雅俊(26)が、プロ通算2度目となるハットトリックを達成した。

【動画】韓国全土に衝撃!石田雅俊のプロ初ハットトリックがコレだ

Kリーグでの登録名を「マサ」とする石田は、3月26日にホームの大田ワールドカップ競技場で行われたKリーグ2第7節の慶南(キョンナム)FC戦でハットトリックを成し遂げ、チームを4-1の大勝に導いた。

開幕4試合で勝利がなかった大田は、石田の活躍によって直近2連勝に成功し、今後の巻き返しを予告させた。

わずか29分で作り上げたハットトリックだ。

前半4分、右サイドからDFイ・ジョンヒョン(25)がクロスを上げると、逆サイドのFWキム・スンソプ(25)が頭で折り返し、最後はペナルティエリア内に走り込んだ石田がダイレクトでボールを流し込んだ。続く同12分には、キム・スンソプが左サイドから上げたクロスにニアに走り込んだ石田が頭で合わせ、軌道をそらしてゴールネットを揺らした。

そして前半29分、ペナルティエリア右側からコン・ミンヒョン(31)放ったシュートのこぼれ球にいち早く反応し、ボールを押し込んで3点目を獲得した。

石田のハットトリックは昨年10月10日の安山(アンサン)グリナース戦以来、約5カ月ぶりだ。今回でプロ通算2度目となるが、いずれもホームの大田ワールドカップ競技場で生まれた。

その後、石田は後半28分にルーマニア人FWダニエル・ポパ(26)との交代でベンチに下がった。石田はホームに駆け付けたファンのスタンディングオベーションを受けながら、華やかにピッチを後にした。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)石田雅俊(中央)

国内出身の選手でないにもかかわらず、石田はすでにチームを代表する選手となっている。昨夏に江原(カンウォン)FCからのレンタル移籍で大田に合流した石田は、後半戦15試合だけで9ゴール1アシストを記録し、すぐに大田のエースとなった。

特に、プロ初のハットトリックが生まれた前述の安山戦では、試合後インタビューで自らの韓国語で伝えた「これまでのサッカー人生を振り返ると、自分は敗者だと思っています。それでも、こうして人生を変えられる試合がいくつもあります。いずれにしても、昇格のために人生を懸けます」という言葉が大きな反響を呼んだ。

昨季入れ替え戦ではレンタル元の江原FCに敗れ、大田を1部昇格に導くことができなかった石田。このため、今季から完全移籍に切り替え、2度目の昇格へ挑戦しているが、今季のスタートは決して良くなかった。

開幕4試合で1ゴール1アシストを記録したものの、プレーそのものは評価されなかった。イ・ミンソン監督からも「チームのことを考えなければならない」と指摘されたほどだ。

その後、石田は新型コロナウイルス感染によって戦列を離れ、隔離を余儀なくされる期間も過ごしたが、自身のSNSで「シーズン序盤に情けない姿をお見せして申し訳ありませんでした。シンプルに心構えやモチベーションで失敗しました。これからの35試合で変わった姿をお見せします」と韓国語で意欲を伝えた。

この書き込みをした2日後に石田はハットトリックを達成した。これで、自分が言葉だけの選手ではないことを証明してみせた。

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