開幕延期のMLB、韓国人投手キム・グァンヒョンが母国復帰を決断。昨季までカージナルスでプレー

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MLB機構と選手労組の間の労使交渉決裂により、米メジャーリーグ(MLB)の開幕が延期となったなか、昨季までセントルイス・カージナルスに在籍した韓国人投手キム・グァンヒョン(33)が母国復帰を決断した。それも韓国プロ野球史上最高額での契約金だ。

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韓国プロ野球KBOリーグのSSGランダースは3月8日、キム・グァンヒョンと4年総額151億ウォン(日本円=約15億1000万円)で契約したことを発表した。契約の内訳は年俸131億ウォン(約13億1000万円)、オプション20億ウォン(約2億円)。

151億ウォンの契約金は、元オリックス・バファローズ、福岡ソフトバンクホークスのイ・デホ(39)が2017年のロッテ・ジャイアンツ復帰時に結んだ4年総額150億ウォン(約15億円)を超える韓国プロ野球史上最高額だ。

(写真=SSGランダース)母国復帰を決断したキム・グァンヒョン

SSGは契約発表に際し、「この2年間、メジャーリーグで成功的なシーズンを送ったキム・グァンヒョンについて、球団は獲得を真剣に悩んだ。そして最近、韓国プロ野球史上最高額の待遇条件を提示し、今季の復帰を積極的に打診した」と、キム・グァンヒョン獲得の経緯を説明。

続けて、「メジャーリーグを経験した投打選手のキム・グァンヒョン、チュ・シンスとともに、韓国プロ野球最高のホームランバッターと呼ばれるチェ・ジョンが力を合わせ、“アメイジング・ランダース”という球団のキャッチフレーズにふさわしく、今季の野球興行の勢いを“球都”仁川に吹き込める土台を築き上げた」と伝えた。

「KBOに復帰したらファンに恩返しを」

1988年7月14日生まれのキム・グァンヒョンは、2007年の1次ドラフトでSKワイバーンズ(SSGの前身)に入団した後、2019シーズンまで韓国プロ野球通算298試合に出場。136勝77敗2ホールド、1456奪三振、防御率3.27を記録した。

2016年には韓国プロ野球の左腕投手において歴代3番目に100勝を達成するなど、国内を代表する左腕エースとして活躍を披露した。

2019シーズン終了後には、これまで4度の優勝に貢献したキム・グァンヒョンに対し、球団出身初のメジャーリーガー輩出を熱望するファンの思いも受け、球団側からキム・グァンヒョンのメジャー進出を容認。

そこで、キム・グァンヒョンは翌2020シーズンにMLBのセントルイス・カージナルスに入団。2021シーズンまでの2年間で35試合に登板、145.2イニングを投げて10勝7敗2セーブ、104奪三振、防御率2.97を記録した。

カージナルス時代のキム・グァンヒョン

キム・グァンヒョンは古巣復帰に際し、「これまでMLBで先進野球を経験することができたし、ファンサービスの重要性について多くのことを学んだ。ファンの皆さんの熱望のおかげでMLBに挑戦できただけに、KBOに復帰したらファンに恩返しをしなければならないという思いを抱いていた」とコメント。

続けて、「アメリカにいながらも、球団オーナーやSSGがリーグ発展のために積極的な活動を繰り広げているのを見て、自分も一緒にやりたいと思っていた。そのようななかで今回、球団がKBO史上最高の待遇で自分の価値を認めてくださった。だからこそ、古巣復帰に対して長く悩むことなく、早期に決定することができた。シーズン開幕まで残り少ないだけに、一日も早くチームに合流して、SSGが今季優勝に挑戦できるよう貢献したい」と意気込みを伝えた。

キム・グァンヒョンはメジャー進出以降、SSGで臨時的に欠番となっていた自身の背番号である29番を再び着用し、来る9日からチーム練習に合流する予定だ。

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