ラ・リーガのマジョルカで韓国代表MFイ・ガンイン(21)とともにプレーする日本代表MF久保建英(20)は、レンタル元のレアル・マドリードのトップチームに合流することができるのだろうか。
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去る2019年夏にJ1リーグのFC東京からレアルに籍を移した久保だが、未だトップチームでの出場経験はない。
出場のためにはわずか3つのEU圏外枠に入らなければならないが、久保はまだ経験値が足りていないだけでなく、スター選手が勢揃いのレアルにおいてポジション争いで後れを取った。
そのため、今季までは毎シーズンのようにレンタル生活を続けなければならなかったが、それでも久保は粘り強く耐え、レンタル先で着実に経験を積み上げてきた。今季も現在までラ・リーガ17試合(うち先発13試合)に出場し、1ゴールを記録している。
スペインメディア『デフェンサ・セントラル』は3月3日(日本時間)、「来季からブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがスペインとの二重国籍を保有する可能性が高い」とし、彼の抜けたEU圏外枠をめぐって久保とU-23ブラジル代表MFヘイニエル(20、ドルトムント)が競合すると見通した。
2020年冬にレアルに移籍したヘイニエルは現在、ドイツ・ブンデスリーガのドルトムントにレンタル移籍している。
『デフェンサ・セントラル』をはじめ、スペイン現地ではヘイニエルよりも久保の方がトップチーム入りする可能性が高いと見ている。
実際、マジョルカで主力としてプレーする久保と違い、ヘイニエルはドルトムントでほとんど出場機会を得られずにいる。ヘイニエルは今季リーグ戦で8試合のみの出場にとどまっているが、いずれも途中出場であり、プレータイムもわずか63分となっている。
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