韓国5年目を戦う日本人Kリーガー、邦本宜裕に集まる期待。主将も「MVP受賞できる」と太鼓判!

韓国Kリーグ1(1部)の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースに在籍する日本人MF邦本宜裕(24)に、チーム内外から多くの期待が寄せられている。

【動画】邦本宜裕、昨季最終戦で魅せた「華麗ルーレット」

全北現代を率いるキム・サンシク監督は、昨シーズンの開幕前に邦本への期待感を示したことがあった。2列目中央とサイドを行き来し、チームの攻撃をけん引する邦本が、全北現代の“エンジン”として活気を吹き込んでくれるだろうという信頼があったからだ。

しかし、邦本は前年終盤に負ったケガの影響で開幕に出遅れると、復帰後も100%のパフォーマンスを発揮できない試合が多かった。

ただ、シーズン後半は見違えるような活躍を披露した。特に、リーグ優勝争いの行方を占う最後の5試合で1ゴール3アシストを記録するなど、チームに多大な影響力を及ぼした。

なかでも、一騎打ちで優勝を争っていた蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)との直接対決では、絵に描いたような美しいクロスでチームの決勝ゴールをアシスト。

シーズン終了後には年間ベストイレブン候補にも選ばれるなど、もはや邦本は全北現代になくてはならない存在となっている。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)邦本宜裕

キム・サンシク監督は今季の全北現代のカラーに“スピード”を挙げている。攻撃時によりスピーディーに相手の守備を揺さぶることがカギとなるが、そのためには邦本の活躍が欠かせない。

テクニックに優れた邦本は、狭いスペースでも自らの技術で打開したり、チームメイトを活かしてチャンスを演出したりする能力を持つ。優秀なストライカー、ウィングを擁する全北現代の攻撃陣をリードするプレーメーカーが、まさに邦本というわけだ。

「十分にシーズンMVPを受賞できる」

全北現代にとって邦本の活躍が重要となる理由はほかにもある。

現在、2列目の主力を担う元韓国代表MFキム・ボギョン(32)やMFイ・スンギ(33)といった選手が30代中盤に突入した。依然として彼らはハイレベルのプレーを駆使しているものの、これまでのように豊富な運動量を見せることは現実的に難しい。

そのため、1997年生まれでまだ20代中盤に差し掛かったばかりの邦本が、プレータイムを増やしてチームの中心選手になってこそ、ベテランに体力の余裕が生まれ、さらなるシナジー効果を発揮することができる。

昨季にキャプテンとして全北現代のリーグ5連覇をけん引し、DFとして24年ぶりにシーズンMVPに選ばれた元韓国代表DFホン・ジョンホ(32)は、邦本を今季の全北現代のキープレーヤーに挙げた。

ホン・ジョンホは「邦本が昨季後半戦と同じようなパフォーマンスを維持できれば、十分にシーズンMVPを受賞できると思う。今季を準備する過程もこの目で見た。本当に頑張っている。個人練習、チーム練習どちらも熱心にやっているので楽しみだ。負傷さえしなければ、主軸として活躍してくれるだろう」と、邦本の活躍を期待していた。

監督、キャプテンから厚い信頼を受ける邦本。2018年の慶南(キョンナム)FC加入でKリーグに参戦して以降、早くも韓国で5年目のシーズンを迎えるが、今季も持ち前の個人技でチームに勝利をもたらすことはできるのだろうか。

【動画】韓国全土に衝撃!日本人Kリーガーのハットトリック

【動画】相手GK棒立ち、味方唖然…元Jリーガーの超絶フリーキック

【動画】これが日本人Kリーガーの“悪魔の才能”!邦本宜裕の圧巻テクニック

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集