女子バレー韓国代表だけじゃない…韓国スポーツ界で女性の性的被害が絶えない理由

「#Me Too運動」が勃発したとき、韓国スポーツ界はびっくり仰天した。女性に対する性的加害がどの分野よりひどいという事実を、韓国スポーツ界が自覚していたからだ。

女性に対する性的加害は正直にいって、韓国スポーツ界の暗い恥部を示す“火薬庫”に等しいというのが韓国スポーツ界内外の共通した見解だ。

しかし、韓国スポーツ界の「#Me Too運動」は、予想とは異なり静まり返っていた。

このような現象は、それだけ女性体育人に対する性暴力問題が構造的に根深く、歪曲された性意識に対する誤った慣行と観性的な思考が蔓延していることを示す証拠でもある。

今回の女子バレーボール韓国代表のセクハラ問題をきっかけに、韓国スポーツ界の根深い男性中心文化が変わらなければならないという主張が力を得ている。

(関連記事:女子バレー韓国代表にセクハラ問題が発覚。世界選手権直前に選手村で…“神戸惨事”にも影響か

女子バレー代表のセクハラ問題は、正確な調査結果が出なければならないが、事態はいつになく深刻だ。醜い事件が韓国スポーツの揺籃である鎭川(チンチョン)選手村で発生したという事実は、韓国スポーツ界の恥ずかしい素顔を露わにしたからだ。
女子バレーボール韓国代表
韓国の女性スポーツ文化は、男性スポーツに比べてかなり遅れているのが実情だ。女性スポーツは、繊細な女性の感性を理解し、男性との身体的な違いを認めながら接近しなければならない。

しかし、このような女性スポーツの望ましい方向性は、男性指導者が圧倒的に優位を占めているためか、依然として無視されている。

韓国の女性スポーツ界は、大多数の男性指導者が主導する“マッチョ文化”が支配している。 男性中心の“マッチョ文化”は自然に女性に対する無理解と蔑視を伴い、またこのような現象はスポーツ活動による男女の社会的権力関係の再編過程で必然的に歪曲されて現れる。

時代に逆行する前近代的な女性スポーツ観は、いつどこで爆発するか分からない時限爆弾のように潜在しているといっても過言ではない。

女性に対する性的加害が絶えない理由

韓国スポーツ界で女性に対する性暴力が絶えない理由は何だろうか?

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