2022年の干支は「寅」だ。新聞、雑誌、テレビでは今年の年男・年女が多数紹介されている。
女子ゴルフ界では、渋野日向子、勝みなみ、河本結、小祝さくら、大里桃子、新垣比菜などいわゆる「黄金世代」が今年の年女となるが、韓国女子ゴルフ界にも強い「年女」がいる。
パク・ミンジがそのひとだ。日本ではまだあまり知られていない選手だが、1998年9月生まれ。プロ5年目の昨季、文字通り、「大ブレイク」した選手である。
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何しろ昨季行われた29大会中25大会に出場し、6大会で優勝。その中のひとつである「DBグループ・第35回韓国女子オープン」は韓国のメジャー大会の中でも歴史あるナショナルタイトルだった。
さらに2度の準優勝含めると計14回もトップ10入りを果たすと、年間MVPに相当する大賞をはじめ、賞金女王、最多勝のタイトルまで獲得した。
ちなみに彼女の母親はハンドボール韓国代表で1984年ロサンゼルス五輪では銀メダルも手にしたオリンピアン。
その母の勧めで小学5年生の頃からゴルフを始め、2016年にはアマチュア韓国代表として「世界女子アマチュアゴルフチーム選手権」にも出場して優勝も経験している。つまり、パク・ミンジは韓国スポーツ界のサラブレットなのだ。
日本でも渋野日向子ら「黄金世代」の活躍が期待されているが、韓国ではこのパク・ミンジが年女として昨季以上に飛躍することが期待されている。
ちなみに世界では、昨年の東京オリンピックの女子ゴルフ金メダリストで世界ランキング1位にもなったアメリカのネリー・コルダが1998年7月28日生まれの寅年ゴルファー。
日本の黄金世代とアメリカの世界1位、そして韓国のサラブレッド。2022年は年女たちが女子ゴルフ界を盛り上げてくれそうだ。
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