“本物”が韓国プロ野球にやってきた。キウム・ヒーローズが、韓国人メジャーリーガー、リュ・ヒョンジン(34)の元同僚として知られるヤシエル・プイグ(31)と契約を結んだ。
【話題】阪神のロハスJrより上と期待充分、韓国KTの新助っ人ヘンリー・ラモスとは?
キウムは12月9日「プイグと総額100万ドル(約1億1300万円)で契約を締結した」と公式発表した。
キューバ出身のプイグは、2012年にアマチュア・フリーエージェントでメジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに入団した。韓国人メジャーリーガーのリュ・ヒョンジンとともに2013年にデビューし、2018年までドジャースの選手として活躍した。
その後、シンシナティ・レッズとクリーブランド・インディアンスに所属。メジャー7シーズン通算で861試合に出場し、打率2割7分7厘、132本塁打の記録を残している。
飲酒、性的暴行などあらゆるスキャンダルに巻き起こし、アメリカから事実上締め出されたプイグだが、今年はメキシカンリーグで打率3割1分2厘、10本塁打の成績を残し、相変わらずの実力を見せつけた。
右の大砲を欲していたキウムは昨年からプイグに関心を寄せ続け、コ・ヒョンウクGMが直接ドミニカに飛んで説得したという。
コGMは「現地でプイグの試合を見て、さすが優れた選手だと思った。ティータイムなどを通じて、何度か直接話を交わすと、家庭が充実しており、人格的にもずいぶん成熟したという印象を受けた」と話している。
メジャー時代の“悪童”のイメージが強いプイグだが、これ以上は突飛な行動をしないというのが、キウムが受けた印象だ。コGMは「プイグは大舞台への挑戦意志が強いため、技量以外の面でも韓国選手団にポジティブな影響を及ぼすことを期待している」と述べた。
右の大砲の獲得に成功したキウムは今後、フリーエージェントのパク・ビョンホ内野手(36、キウム)との交渉にも積極的に取り組む計画だ。
キウムには、韓国プロ野球初の親子2代(父親は元中日ドラゴンズのイ・ジョンボム)での首位打者と、選手が選ぶ「今年の選手賞」を受賞したイ・ジョンフ(23)を筆頭に、バッティングに優れた左打者が多数抱えているだけに、パク・ビョンホを残留させればプイグとの相乗効果で破壊力をより倍増できるという計算だ。
プイグはビザ発給などの手続きを終えたあと、来年のスプリングキャンプに合わせて韓国へと入国する予定だ。
■【写真】「挟まれたい…」韓国美女チアリーダーの“密着”ツーショットが話題!
前へ
次へ