11月6日、「JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦」、早稲田大学と流通経済大学の第13節延期試合が行われた。
試合は前半43分に、菊地泰智の縦パスを受けた宮田和純が、ディフェンダーとゴールキーパーをかわしてゴールに流し込み、流通経済大学が先制。後半4分にも菊地泰智の右コーナーキックを、佐久間駿希が頭で合わせて追加点を奪い、試合は2-0で流通経済大学が勝利を収めた。
試合後、流通経済大学・中野雄二監督は、「今日の試合に勝たないと、最終戦の明治との決戦が成り立たなかった。インカレのシミュレーションで今日が準決勝、明治戦が決勝というイメージで、今日の試合はとにかく勝とうということで、選手は良く集中してやってくれた」と総括した。
特に、「サッカーの試合の肝である、前半の最後、後半の立ち上がりで点を取れたところに、優勝争いをしているチームの集中力、勝ちたい思いが出たと思う」と評価した。
続けて、駒澤大学と国士舘大学の第16節延期試合が行われた。
試合は前半21分にセットプレーから土信田悠生が得点し駒澤大学が先制するも、前半28分、36分に布方叶夢の得点で国士舘大学が逆転し、前半を折り返す。駒澤大学は後半3分に宮崎鴻が同点ゴールを決め、直後の後半4分にはコーナーキックから猪俣主真がヘディングでゴールを奪い逆転。試合は、3-2で駒澤大学が勝利を収めた。
試合後、駒澤大学・秋田浩一監督は、「勝てて良かった。これで最終戦まで優勝が決まらないので、関東リーグが面白くなった」とし、最終戦については、「勝たないと優勝がない。負けたら挑戦権がなくなってしまうので、久々に勝ちにこだわって、勝つことを最大に考えて、自分たちのサッカーをやりたい」と語った。
(文=玉 昌浩)
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