“いじめ双子”イ・ジェヨン&イ・ダヨンのギリシャ行きは確定?10月のリーグ開幕に間に合う見通し

結局のところ、双子姉妹はギリシャに向かう雰囲気だ。

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複数の韓国メディアが9月22日までに報じたところによると、イ・ジェヨン(24)とイ・ダヨン(24)の双子姉妹が、ギリシャの女子バレーボールチームPAOKテッサロニキへの入団を目前としているという。手数料にあたる4000スイスフラン(日本円=約47万3000円)も支給したと伝えられている。

双子姉妹は今年2月、学生時代にいじめ加害者だったことがネット上の暴露を通じて世間に知らされ、バレーボール界を超え韓国社会に大きな波紋を投げかけた。

2人は前所属の興国生命ピンクスパイダーズが選手登録を放棄したことでチームを放出され、フリーエージェント(FA)に。その後、テレビ局とのインタビューで「刃物は持っただけ」「お金は集めたが強制的ではない」などと涙ながらに釈明するも、逆に国民の反感を買った。

イ・ダヨン(中央)とイ・ジェヨン(右)

世論の目が厳しくなり、国内でのプレーが難しくなると、2人は海外進出の道を模索。そこで新天地に浮上したのがギリシャだ。

しかし、ここにも障害物があった。韓国バレーボール協会は国内選手の海外進出資格制限を明示した「選手の国際移籍に関する独自規定」を根拠に、双子姉妹への国際移籍同意書(ITC)の発給を断ったのだ。

規定を見ると、「韓国オリンピック委員会、協会、傘下連盟などバレーボール関連機関から懲戒処分を受け、その執行期間が満了していない者、(性的)暴力、八百長、兵役逃れ、そのほかの不祥事により社会的物議を醸した者、バレーボール界に重大な被害を与えた者」については、海外進出の資格を制限するとしている。

ただ、双子姉妹側は学生時代のいじめと関連して協会の懲戒を受けた事実はなく、規定が作られる前の10年前に起こったいじめ問題に規定を遡及適用することには無理があると主張した。

結局、双子姉妹は韓国バレーボール協会の上級機関である国際バレーボール連盟(FIVB)の有権解釈を受けて、ITCを発給してもらう方法を選択した。

FIVBがITCを発給すれば、2人はこれを根拠に在韓ギリシャ大使館で就労ビザを受け取ることができる。

計画通り事が進めば、双子姉妹は来る10月9日に開幕予定のギリシャリーグでプレーできる見通しだ。

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