Kリーグ、ユ・サンチョルさん追悼試合を開催した蔚山現代を「ファンフレンドリークラブ賞」に表彰

韓国プロサッカー連盟は9月16日、2021シーズンのKリーグ1(1部)第14節から第26節まで各クラブのマーケティング活動の成果を評価した「ファンフレンドリークラブ賞」と、スタジアムの芝生管理状態を評価した「グリーンスタジアム賞」の受賞クラブを発表した。

「ファンフレンドリークラブ賞」は、最もファンにフレンドリーなマーケティング活動を展開したクラブをメディア投票を通じて表彰する賞だ。

今季2回目となる今回の「ファンフレンドリークラブ賞」は蔚山現代が受賞した。

(写真提供=蔚山現代)

蔚山現代は同期間に行った6月20日の第20節城南(ソンナム)FC戦で、すい臓がんとの闘病の末6月7日にこの世を去ったユ・サンチョルさんの追悼試合「We Love Yoo」を開催。ファンとともにユ・サンチョルさんを追悼する場を設けた。

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また、発達障がい者の美術センター「ダダルム美術&デザイン」とともに「嬉しいサッカーだ:サッカーを描こう」というテーマでホームの蔚山文殊サッカー競技場で美術展示会を開催したほか、環境に配慮したエコキャンペーンを実施するなどし、ファンから多くの好評を得た。

(写真提供=蔚山現代)

蔚山現代は前回(第1節~第13節)に続き2回連続で「ファンフレンドリークラブ賞」を受賞した。

前回はクラブのドキュメンタリー映画『青い波』(原題)を通じ、ホン・ミョンボ監督就任や新シーズンのメンバー構成、クラブW杯のビハインドストーリー、ロッカールームの映像などを惜しみなく公開したことが評価。

また、Kリーグクラブとしては初めてライブショッピング『イゲモソン129?(“何があったの?”を意味する韓国の造語)』を開催するなど、ファンやサポーターと積極的なコミュニケーションを図った点が受賞の要因となった。

次点の2位には、ホームゲームパフォーマンス「WE ARW DAEGU」やNAVERショッピングライブ、マスコットのビクトーとリカを活用したカカオトークスタンプの発売など、MZ世代(1980~2000年代初頭生まれのミレニアル世代と1990年代中盤~2000年代生まれのZ世代を合わせた言葉)のトレンドに合わせたマーケティング活動を展開した大邱(テグ)FCがランクイン。

3位には、「グリーンポイント」をローンチして環境に優しいリーグ作りに努めたほか、ペットボトルを返却したファンに記念品やクラブMDの割引など特典のあるポイントを提供し、返却されたペットボトルを活用した選手の再生ユニホームを製作する計画を立てている済州(チェジュ)ユナイテッドが選ばれた。

一方、Kリーグの試合監督官及び選手の定性評価点数を合算して表彰する「グリーンスタジアム賞」では、大邱FCの本拠地であるDGB大邱銀行パークが最も高い点数を得た。

同会場は元々総合運動場だったものを2019年にサッカー専用スタジアムにリモデリングしたもので、総座席数は国内最少の約1万2400席であるが、ピッチ上の熱気が観客席までダイレクトに伝わる没入感でサッカーファンから好評を得ている。

DGB大邱銀行パークの管理主体である大邱市の体育施設管理事務所は、徹底した芝生管理を通じて選手たちに最適なグラウンド環境を整えている。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)DGB大邱銀行パーク

次点には、浦項(ポハン)スティーラーズの浦項スティールヤード、済州ユナイテッドの済州ワールドカップ競技場が選ばれた。

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