法政大学が総理大臣杯を制す。「日本一の競争ができている」と長山一也監督

2021年09月05日 サッカー #玉昌浩

9月5日、2021年度第45回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント決勝が行われた。

東洋大学と法政大学の決勝戦は、前半11分に、右サイドの高柳郁弥のクロスから逆サイドにこぼれてきたボールを、梅津凌岳が左足で合わせて、東洋大学が先制する。

法政大学は前半41分、松井蓮之が右サイドでボールに絡んで前進し、最後は浮き球に右足を振り抜いてゴールを奪い、同点で前半を終える。

試合は後半アディショナルタイムに決する。ペナルティエリア手前右からの直接フリーキック。佐藤大樹が左足で放ったシュートが、ファーサイドに吸い込まれる。このゴールが決勝点となり、2-1で勝利を収めた法政大学が総理大臣杯を制した。

試合後、法政大学・長山一也監督は、「日常からピッチ内外のところで、日本一の取り組みというところを意識してやっている」とし、「下の学年の時から、すごく強度の高いトレーニングをしている。その高い強度のなかでも、技術を発揮できるようにするところ、判断をするところや、サッカーの理解のところまで、井上平コーチと一緒に築き上げている」と説明した。

また、「Aチームでうまくいかない選手も、Iリーグの方で鍛えなおすことで、循環の良いトレーニングの積み重ねができている。今回の大会も、大会に入る前までは、Iリーグの方でプレーしていた選手が、試合に出て活躍する状況もあった。そういった意味で、日本一の競争ができているところが、日本一を取れた理由だと思っている」と語った。

(文=玉 昌浩)

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