リュ・ヒョンジンが開幕2連勝!! 7回5K2失点、四球は2試合連続で“ゼロ”

リュ・ヒョンジン(ロサンゼルス・ドジャース)が開幕戦に続き、2試合連続で勝利し、今シーズン2勝目をあげた。

リュ・ヒョンジンは4月3日(日本時間)、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に先発登板し、7イニングを投げて2失点、被安打6、奪三振5でチームを6-5の勝利に導いた。投球数は87球だった。

去る3月29日に開幕投手として勝ち星をあげたリュ・ヒョンジンは、2試合連続のクオリティ・スタート(QS、先発投手が6イニング以上を投げ、3自責点以内に抑えたときに記録される)だった。

一方、ジャイアンツの先発マディソン・バンガーナーは、3回に満塁ホームランを浴びるなど、6イニング5失点、被安打5で敗戦投手となった。

リュ・ヒョンジンは5回まで完璧なピッチングを見せた。ファストボールとカッター、チェンジアップなどさまざまな球種を駆使しながら、相手打線を翻弄した。

リュ・ヒョンジン

1回の先頭打者をレフトフライに打ち取ると、ブランドン・ベルトとエバン・ロンゴリアを連続三振。2回はバスター・ポージーに内野安打を許したが、後続を併殺などで仕留めた。3回もジョー・コナーをセカンドフライに、ジェラルド・パーラをセカンドゴロに打ち取り、相手先発投手バンガーナーからは三振を奪った。

リュ・ヒョンジンの好投に力を得たドジャース打線は3回に爆発。先頭のラッセル・マーティンが失策で出塁し、リュ・ヒョンジンも四球を選んだ。無死1、2塁からエンリケ・ヘルナンデスがタイムリーヒット。2死からA.J.ポロックがヒットで満塁にすると、コディ・ベリンジャーが推定飛距離133mの満塁ホームランを放った。リュ・ヒョンジンもホームを踏んだ。

打線の援護を受けたリュ・ヒョンジンは、4、5回を三者凡退に抑える好投を続けた。

危機は6回。最初の打者コナー・ジョーは投ゴロに討ち取ったが、ジョー・パニックにレフト前ヒットを許した。すると相手投手バンガーナーにツーランホームランを浴びてしまう。2013年からメジャーリーグに進出したリュ・ヒョンジンが、投手にホームランを許したのは今回が初めてだ。

動揺したリュ・ヒョンジンは後続にも連続安打を許し、4打者連続のヒットを浴びた。リック・ハニカット投手コーチがマウンドに向かったが、動揺はここまで。エバン・ロンゴリアを三振、バスター・ポージーを3ゴロで打ち取った。5回まで48球だったが、6回だけで26球を投げた。

7回を無失点で切り抜けたリュ・ヒョンジンは、7回裏に代打で交代となった。ドジャースは9回に3点を失ったものの、6-5で勝利した。

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リュ・ヒョンジンはこの日も無四球。開幕戦から47イニング、無四球が続いている。

またリュ・ヒョンジンはドジャー・スタジアムでの試合に強く、通算防御率2.82を記録している。アウェーでの通算防御率3.56であるため、0.7点ほど低い。ドジャー・スタジアムのマウンドに上がるたびに高い制球力を見せており、それがデーブ・ロバーツ監督をはじめとするコーチングスタッフの信頼につながっている。

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