関東大学サッカーリーグ、今シーズン後半無失点を貫き通す日体大。「走力がストロング」と矢野監督

2021年08月09日 サッカー #玉昌浩

8月7~8日、「JR東日本カップ2021第95回関東大学サッカーリーグ戦」第13節が行われた。

8月8日に行われた、日本体育大学と立教大学の試合は、前半20分に「確実で正確なテクニックとアイディアを持つ」と矢野晴之介監督が評する弓削翼のラストパスを、「フィニッシュを意識した動きが持ち味」(矢野晴之介監督)の大曽根広汰がワンタッチで決めて、日本体育大学が先制する。このゴールが決勝点となり1-0で日本体育大学が勝利を収めた。

試合後、日本体育大学・矢野晴之介監督は、「交代した選手も含めて、みんなで声をかけてゼロで守り切った。今シーズン通してずっと、後半無失点というのを貫き通せたので、そこはすごく評価できる」と話した。

また、このチームは、「みんなで前向きに褒めていい声をかけている。もちろん指摘するところはあると思うが、ポジティブに捉えてやっている」とし、「試合終了のホイッスルが鳴るまで諦めずにやって行こうというのを、90分間通してできていること、走り負けていないところがストロング」と説明した。

さらに、「アミノバイタル®」カップに出れなかったことで、「特に4年生を中心に悔しい思いをした。全員と交換日記をやっているが、みんながそれを強さに変えていきたい、また強くなれる理由が一つできたと。もちろん悔しかったが、そうやって捉えてくれていた。今日もみんなとできるのは残り10試合しかないなかで、次の節のことは考えないで、今日全部出すということでは、すごく集中できていた」と評価した。

一方の、立教大学・池上礼一監督は日本体育大学について、「ツートップがかなり走っていた。あれだけうまい選手たちが献身的に前線から追ってくれる。今日うちとの差はそこはあったと思う」と述べた。

第13節の結果は以下の通り。

【1部リーグ】
法政大学 2-1 慶應義塾大学
駒澤大学 0-2 立正大学
筑波大学 6-1 国士舘大学

【2部リーグ】
東京学芸大学 1-0 神奈川大学
日本体育大学 1-0 立教大学

(文=玉 昌浩)

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