畑岡奈紗の逆転優勝の裏で…パク・インビら“韓国女子勢”はメジャー大会でリベンジ誓う

2019年04月02日 ゴルフ #米国女子ツアー

メジャー大会という象徴性もそうだが、大会優勝者がキャディーや家族とともに池に飛び込む伝統のセレモニーは、誰もが夢見ることだろう。18番ホールのグリーン脇に池があり、1988年にエイミー・オルコット(殿堂入り選手)が優勝後に池に飛び込んだことで、その優勝セレモニーが始まった。

賞金ランキングで1位を走っていたネリー・コルダがキア・クラシックをスキップして、ANAインスピレーションの準備に専念する理由も同じだ。

3月の「HSBC女子チャンピオンズ」に続き、フィリピンツアーでも優勝した世界ランキング1位のパク・ソンヒョンは、ANAインスピレーションを今シーズンの最大の目標に定めている。

2016年の初出場から毎年、大会2日目までは好調ながら、3日目から不振となって優勝を逃しているからだ。特に2018年は2日目まで36ホール最少ストロークを更新したが、3日目でスコアを落として9位タイに終わっている。

ANAインスピレーションが行われるミッションヒルズCC(パー72)は全長6732ヤードと、長打力のあるパク・ソンヒョンにぴったりのコースだけに、今年にかける思いは強い

また他の選手よりもシーズンを遅くスタートさせ、コンディションが上昇しているパク・インビにも期待がかかる。2013年優勝者である彼女は、6年ぶりの優勝を虎視眈々と狙う。

ANAインスピレーション(2002~2014年の大会名はクラフト・ナビスコ選手権)で韓国女子勢は2004年のパク・ジウン(グレース朴)をはじめ、2012年ユ・スンヨン、2013年パク・インビ、2017年ユ・ソヨンなど4人が優勝したことがある。

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