バレー日本女子の早期敗退に韓国メディアも反応「ホームで快進撃が期待されたが…」【東京五輪】

日本の女子バレーボールが崩れた。例年よりも優れた条件で大会を戦ったが、大きな効果はなかった。

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8月2日に東京の有明アリーナで行われた東京五輪・女子バレーボールのグループA最終戦で、日本はドミニカ共和国にセットカウント1-3(10-25、23-25、25-19、19-25)で完敗した。

事実上の4位決定戦で敗れてしまった日本は、1勝4敗の5位でグループステージを終了。自国開催のオリンピックで決勝トーナメント進出を逃した。

日本は、今年5~6月にイタリア・リミニで行われたFIVBバレーボールネーションズリーグで4強入りを果たした強豪だ。

当時は15試合で12勝3敗を記録し、予選ラウンドを3位で突破する気炎を吐いた。ファイナルラウンドこそ4位にとどまったものの、想像以上に優れた戦力を見せてくれた大会だった。

それだけに当然、東京五輪でも好成績を期待されていた。日本はVNLで韓国やドミニカに勝利を収めた。相手が最精鋭ではなかったとはいえ、セルビアにもストレート勝ちを収めた。東京五輪で同組に入った国の中で、日本がVNLで敗れたのはブラジルが唯一だった。

“ゴールデンタイム”開催も生かせず

ところが、いざふたを開けてみると、日本は最も重要な舞台で弱い面を見せた。韓国戦では高さと決定力で遅れを取り、ドミニカ戦ではパワーと集中力が足りなかった。結局、決勝トーナメント進出へ絶対に勝たなければならない相手に敗れ、早々に大会を終える屈辱を受けた。

日本の不振は、ホームアドバンテージをまったく生かせなかったという点でも衝撃的だ。

日本はホームで試合を戦えただけでなく、開始時間も最も一定だった。第2戦のセルビア戦が午後2時40分に始まった以外は、残り4試合をいずれも午後7時40分から戦った。同じスケジュールで試合を準備するのに適した“ゴールデンタイム”だった。

(写真提供=ロイター/アフロ)女子バレー日本代表

一方、韓国は午後9時45分開始の試合を2度も行ったかと思えば、午前9時開始の試合まで消化した。“ゴールデンタイム”開催の試合は日本戦が唯一だった。

韓国以外の国も、さまざまな時間帯で試合を戦うことを強いられた。中1日で試合をこなさなければならないだけに、他国としてはコンディションの管理に苦労するしかなかった。

偶然と言うには、日本だけが良い時間帯を先取りしたという印象をぬぐい切れない。にもかかわらず、日本はこうした点を生かせないまま、ケニアだけに勝利するという戦いぶりに終わってしまった。

ホームで快進撃を期待していた日本の女子バレーは、今は他国のパーティを見守る立場となった。

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