アミノバイタルカップ2回戦、東洋大が明大に勝利。井上監督「最後までソリッドに戦えた」

2021年07月13日 サッカー #玉昌浩

7月13日、「アミノバイタル®」カップ2021第10回関東大学サッカートーナメント大会の2回戦が行われた。

関東1部リーグ所属の明治大学と関東2部リーグ所属の東洋大学の試合は、前半16分にコーナーキックから杉浦文哉がボレーシュートを決めて明治大学が先制。東洋大学も前半20分に横山塁のコーナーキックから神山京右がヘディングシュートを決めて同点に追いつく。

さらに、前半38分にも横山塁の直接フリーキックから瀬畠義成がゴールを決めて逆転。しかし、明治大学が前半アディショナルタイムに杉浦文哉のゴールで同点にして前半を折り返す。

後半、延長を戦ってもスコアは動かず、試合はPK戦に。4-3でPK戦を制した東洋大学が3回戦に駒を進めた。

試合後、東洋大学・井上卓也監督は明治大学について「1部のチャンピオンチームなので、あまり分析をしたところで、個々ではなかなか通用しないし、彼らの強みを全部消せるわけでもない」とし、「個々では負ける部分を、グループで、チームとしてどういうふうにソリッドに戦うかという部分は最後まで良く出せたと思う」と試合を振り返った。

後半以降無失点で抑えたところについては、「後半は向こうがより圧力をかけてくるというのは考えられることだったので、そのなかで数少ないカウンターのチャンスで得点を狙おう、我慢強く戦う時間が長くなっても焦れない、というところの意思統一はある程度できていた。それでも攻められているし、シュートもたくさんうたれているの紙一重だった」と述べた。

「本当はカウンターで得点を取れれば狙い通りと言えたが、かたい試合だった。いつも自分たちが主導権を握るサッカーをできるわけではない。しかも1部のチャンピオンチームとやるなかでは、弱者が取るような選択、戦術も時には必要。練習ゲームでもかなりの差を見せつけられている。自分たちの立場、どれくらい力の差があるか、そのなかで何を選択するのか、その選択したことに対して一つになって向かっていけたことが勝因」と語った。

一方の、明治大学・栗田大輔監督は「90分で決めなくてはいけないゲームを、延長にした時点で、うちとしてはだめだった。今年のチームの弱さが如実に出ている」と試合を総括した。

2回戦の試合結果は以下の通り。

筑波大学 1-3(延長0-2) 産業能率大学
明治大学 2-2(延長0-0、PK3-4) 東洋大学
平成国際大学 0-1 東京学芸大学
駒澤大学 2-1(延長1-0) 神奈川大学
法政大学 2-1 立教大学
早稲田大学 0-3 日本大学
流通経済大学 2-2(延長0-0、PK5-3) 国士舘大学
山梨学院大学 1-1(延長1-1、PK8-7) 東海大学

(文=玉 昌浩)

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