7月13日、U-24韓国代表とU-24アルゼンチン代表の国際親善試合が龍仁(ヨンイン)ミルスタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。
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試合は前半11分、MFアレクシス・マック・アリスター(22、ブライトン)のニアを撃ち抜くミドルシュートでアルゼンチンが先制。ただ、韓国も同34分、トップ下のMFイ・ドンギョン(23、蔚山現代)が利き足の左足で放った無回転ミドルで同点に追いつき、前半を1-1で折り返す。
後半も先手を取ったのはアルゼンチン。後半9分、MFカルロス・バレンスエラ(24、CAバラカス・セントラル)が左足で巻いたシュートがゴールネット左隅に吸い込まれ、勝ち越しに成功した。韓国のGKアン・ジュンス(23、釜山アイパーク)も懸命に右手を伸ばしたが、惜しくも届かなかった。
その後、韓国はオーバーエイジ枠のFWファン・ウィジョ(28、ボルドー)とFWクォン・チャンフン(27、水原三星ブルーウィングス)、さらにはMFイ・ガンイン(20、バレンシア)を投入するも、相手GKヘレミアス・レデスマ(28、カディス)の守るゴールを割ることができず。それでも、後半ロスタイムにコーナーキックのこぼれからFWオム・ウォンサン(22、光州FC)がミドルシュートを突き刺し、再び同点に追いついて試合を終えた。
試合後、韓国率いるキム・ハクボム監督は「強豪アルゼンチン相手に自信を持てる試合をした」と、2度のビハインドを追いついて見せた選手たちを評価。「自信を得るためには強い相手が必要だった。アルゼンチン、フランス(16日に対戦)との試合を通じて“我々にもできる”という自信をつけて東京入りしたい」と語った。
一方、この日の試合では欧州移籍が噂されているオーバーエイジ枠のDFキム・ミンジェ(24、北京国安)が、唯一ベンチから外れた。このことについてキム監督は「キム・ミンジェ招集のために協会などが最善の努力を尽くしている」とし、「(ベンチから外れたことも)似たような理由だ」と言うにとどめた。
韓国は来る16日、日本と東京五輪同組のフランスとソウルワールドカップ競技場で対戦する。
以下、キム・ハクボム監督との一問一答。
◇
―試合を振り返り。
前半は選手たちが全般的に沈んだプレーをしたが、後半は積極的に攻勢を展開した。強豪アルゼンチン相手に自信を持てる試合をしたようだ。
―最も良かった点はどこか。
最も選手に望んでいるのは自信を得ることだ。そのためには強い相手が必要だった。アルゼンチン、フランスとの試合を通じて「我々にもできる」という自信をつけて、東京入りできれば良いだろう。
―守備で不安な姿を見せた。オーバーエイジ枠のキム・ミンジェの招集はどのような状況なのか。
今も(東京五輪出場のために)最善を尽くしている。(ベンチから外れた理由も)似たような理由だ。キム・ミンジェが合流できるために協会などすべての関係者が努力している。
―今回の試合では、正GKソン・ボムグン(23、全北現代モータース)の代わりにアン・ジュンスがゴールを守ったが。
全員を投入する考えだ。「誰が出るか」に焦点を当てるのではなく、(強化試合で)どうやって22人を活用できるかの計画を探している。
―強化試合で最大限戦力を露出しないと話していたが、そのようななかで得られた成果はあるか。
選手たちが強化試合で強豪と対戦しながら、「自分たちもプレーできる」とポジティブなシグナルを送ってくれたようだ。
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