7月10~11日、「アミノバイタル®」カップ2021第10回関東大学サッカートーナメント大会の1回戦が行われた。
11日に行われた、関東1部リーグ所属の桐蔭横浜大学と東京都リーグ所属の山梨学院大学の試合は、山梨学院大学・平河悠が前半7分にPKを決め先制。前半16分、17分にも得点し、ハットトリックを達成。桐蔭横浜大学は選手交代で立て直し、2点を返して前半を折り返す。
後半、桐蔭横浜大学はPKのチャンスもあったが得点できず。後半37分に雷のため、試合は中断。中断中に、選手が「逃げ切りたい」と要求してきたという山梨学院大学は、システムを5バックに変更して、再開後の残り時間を「バランス保って無事に」(山梨学院大学・岩渕弘幹監督)終了。山梨学院大学が2回戦に駒を進めた。
試合後、山梨学院大学・岩渕弘幹監督は「力の差はあるだろうと思っていた。対策を練って守備を一生懸命頑張ってカウンターという感じではやりたくはなかった。普通に戦って現在の自分たちの立ち位置を知るということも大事だと思ったので、相手の特徴を知ったなかで、あとは自分たちの良さをどれだけ出せるか頑張ろう」と試合に臨んだという。
「序盤、なぜかうまくいきすぎてしまった。でもうちがサッカーをさせてもらったのはそこの16分までだった。それ以降は防戦一方。まだまだ力が足りないというところは、しっかりと自覚して次に万が一、1部のチームとやらせてもらう機会があるのであれば、せめて45分は自分たちのサッカーをするだとか、伸ばして行けば成長できると思う」と述べた。
勝因については、「スタートから怖がらずに前に出ようと言って、みんなで前へ前へ行った結果がすごく良かった。お互いに相手がどうなんだろうというところで、うまくその時間を制しただけだと思う」と説明した。
一方の、桐蔭横浜大学・安武亨監督は、「立ち上がりであれだけ失点したらそれは勝てない。課題と言っていたところがきれいに出たので、選手たちが後期リーグに向けて、本当に本気で取り組むようになると思う」と試合を振り返った。
1回戦の試合結果は以下の通り。
明治大学 2-1 大東文化大学
東洋大学 3-1(延長2-0) 東京国際大学
産業能率大学 (産業能率大学の不戦勝) 日本体育大学
法政大学 3-0 成蹊大学
筑波大学 3-2(延長1-0) 作新学院大学
順天堂大学 1-3 平成国際大学
専修大学 2-3 東京学芸大学
立教大学 (※天候不良により、12日に〔後半27分30秒〕から試合を再開) 拓殖大学
神奈川大学 1-0 慶應義塾大学
駒澤大学 1-0 上武大学
早稲田大学 2-0 城西大学
東海大学 3-1 中央大学
桐蔭横浜大学 2-3 山梨学院大学
関東学院大学 (国士舘大学の不戦勝) 国士舘大学
流通経済大学 7-0 青山学院大学
日本大学 4-1 立正大学
(文=玉 昌浩)
前へ
次へ