日本とW杯アジア最終予選別組も…韓国、10年勝ちなしの“天敵”イランと同組で「厳しい戦いが予想」

サッカー韓国代表の険しい航海が予想される。

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7月1日にマレーシアのクアラルンプールで行われた2022年カタールW杯アジア最終予選の組み合わせ抽選会の結果、韓国はイラン、UAE、イラク、シリア、レバノンと同じグループAに入った。

一方のグループBは、日本、オーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムとなった。

「中東勢VS韓国」のグループA

グループAで唯一東アジア所属の韓国にとっては厳しい組み合わせだ。特に、相性の悪いイランと同組に入ったのは不運と言える。

というのも、韓国はイラン相手にとりわけ弱い。歴代対戦成績は31試合で9勝9分13敗と劣勢。2011年アジアカップ(カタール開催)の準々決勝で勝利したのを最後に、直近6試合で2分4敗と一度も勝利していない。

特に、韓国はアウェーで一度もイランに勝てておらず、直近2つのドローも韓国ホームで行われた試合でのものだ。このため、韓国国内では「同じポッド1なら日本の方が良い」という見方も一部ではあった。

(写真提供=韓国サッカー協会)2017年8月のロシアW杯最終予選での韓国対イラン。写真はソン・フンミン(右)

ベトナムや中国ではなく中東勢との対戦が続くことも、韓国にとっては難しいだろう。UAEやイラクは戦力が優れており、シリアやレバノンも決して無視できる相手ではない。レバノンの場合は2次予選で同組だったため、簡単ではないチームであることはすでに理解している。

何より、中東勢は“チムデサッカー”を用いる点でも厳しい。「チムデ」とは「ベッド」の韓国語で、試合中すぐに倒れてあからさまな時間稼ぎをするサッカーのことを指す。ベント監督自身、レバノン戦で相手の露骨な“チムデサッカー”に不満を示したこともある。

熟練したゲームコントロールができなければ、主導権を相手に握られてしまうこともあり得る。中東勢との戦いが決まった今、ベント監督には万全の準備が求められる。注目の最終予選は来る9月からスタートする予定だ。

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