男子テニス世界ランキング77位のクォン・スンウ(23)が、韓国勢として3大会ぶりのオリンピック出場を決めた。
韓国テニス協会は6月23日、国際テニス連盟(ITF)からクォン・スンウの東京五輪男子シングルス出場確認の通達を受けたことを発表した。
オリンピックにおける男子テニスのシングルスは世界ランキング上位56人に出場権が与えられ、各国・地域最大4人まで出場できる。ただ、出場権獲得には国別対抗戦のデビスカップへの出場実績がなければならない。
クォン・スンウは当初待機6番目だったが、出場条件や負傷などを理由に上位ランカーの一部が欠場したため、出場権を手にすることとなった。
韓国の選手がオリンピック男子テニスのシングルスに出場するのは、2008年北京五輪のイ・ヒョンテク(45、引退)以来3大会ぶり。当時世界55位で出場したイ・ヒョンテクだが、本大会は1回戦敗退に終わっていた。
クォン・スンウは来る28日に英ロンドンで開幕するシーズン3度目のグランドスラム大会となるウィンブルドンに出場した後、韓国に帰国。帰国後は隔離免除を受けて所属する唐津市役所に合流し、オリンピック出場のためのトレーニングを続けるものとみられる。
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