“フェアウェイ死守”。女子ゴルフ世界ランキング2位のパク・インビ(32)が、来る6月3日(日本時間)に開幕する「全米女子オープン」攻略のカギを明かした。
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パク・インビは2日、大会会場となる米サンフランシスコ州のオリンピッククラブ・レイクコースのクラブハウスで記者会見に臨み、「今大会のカギはどれだけフェアウェイを守れるか」と強調した。
これは、コ・ジンヨンが前日に「ラフに落ちる260ヤードのドライバーショットより、フェアウェイに落ちる230ヤードのショットの方がはるかに効果的」と発言したのと同じ脈絡だ。
パク・インビは「全米女子オープン」で過去2度(2008、2013年)の優勝経験がある。「今大会は忍耐力が非常に求められるコース」と話す彼女は、「特にラフは芝が長く太い。そこにボールが行くことは自動的にボギーが出ることを意味する」と、コースの難しさを説明する。
続けて「曲がる形のホールが多く、グリーンも傾斜がある」とし、「グリーン周辺のラフはまだ難しくないが、フェアウェイ横のラフがカギになる」と自身の分析を明かした。
去る2004年の初出場から今回で15回目の「全米女子オープン」出場となるパク・インビ。「こんなにたくさん出場するとは思わなかった」と率直な思いを明かしつつも、「初めて出場したときと比べると本当に多くのことが変わった」と振り返り、次のように語った。
「最初はアマチュアの資格で出場したが、本当に怖がらずにやっていたと思う。当時はボギーだけで大事だと思ったし、ダブルボギーは世界の終わりとまで思った」
「全米女子オープンのコースは私のスタイルに合っている。今年のコースも、メジャー大会にふさわしいコースセットアップのようだ。こういった場所でプレーできることが嬉しい」
また、パク・インビは今大会の目標を問われると、「メジャー7勝に到達すれば8勝、8勝に届けば9勝が見込める。記録に気を使うよりも大会ごとに最善を尽くし、優勝しようと努力するだけ」と淡々と答えた。パク・インビは米国女子ツアー通算21勝、うちメジャー7勝の成績を誇る。
「全米女子オープン」が行われるオリンピッククラブ・レイクコースは、1998年の同大会で“韓国女子ゴルフの”伝説的存在“である朴セリが優勝を果たした地だ。
1924年にオープンした歴史ある同コースは今回、2012年以来9年ぶり6回目となる「全米女子オープン」を開催する。なお、2012年大会では韓国勢のチェ・ナヨン(33)が優勝している。
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