5月8日、天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権大会千葉県予選を兼ねた第26回千葉県サッカー選手権大会決勝がフクダ電子アリーナにて行われた。
VONDS市原Vertと順天堂大学蹴球部の決勝戦は後半11分、順天堂大学蹴球部・海老澤諒が左サイドで中に持ち出しクロスを上げる。「目が合って、いいボールが来て、あとは合わせるだけだった」という小林里駆が、それを頭で合わせてゴールを奪う。これが決勝点となり、順天堂大学蹴球部が天皇杯出場を決めた。
試合後、順天堂大学蹴球部・堀池巧監督は、決勝点を奪った小林里駆について、「ボールを扱うテクニックもあるが、ボールを使わないところでのサッカーも理解している。相手に捕まらない動きや、ボールの置き所など。相手がガツガツ来たらファウルをもらうこともできる」とし、「小林里駆が攻撃においては、このチームで一番リズムを作ることができる。今は小林里駆が攻撃のキーマン」と称賛した。
さらに、「守備のところまで相当やってくれている」と続け、「トレーニングでもこちらが要求していることを、意識してやってくれているということがわかるくらい、意識してやっていた。コースを切りながら、猛アプローチをガンガンかけて、二度追い、三度追いしてくれる。攻撃だけではなく、守備も彼らの課題ではある。今日も意識して相当貢献してくれた」と評価した。
(文=玉 昌浩)
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