世界的に蔓延した新型コロナの影響で、2020シーズン米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーを丸々欠場していたキム・ヒョージュが、「HSBC女子チャンピオンズ」(賞金総額160万ドル=約1億6000万円)でトップに立った。
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キム・ヒョージュがLPGAで優勝したのは、2016年1月の「ピュアシルク・バハマLPGAクラシック」以来なんと5年4カ月ぶりで、通算4勝目を獲得した。
“天才ゴルファー”と称されるキム・ヒョージュは、2020年の1年間はLPGAツアーに出場せず、韓国女子プロゴルフ(KLPGA)に専念。昨年10月に行われたKLPGAメジャー大会「KB金融スターチャンピオンシップ」を含めた2大会で勝利を勝ち取り、賞金ランク1位(7億9713ウォン=約7970万円)と、平均スコア1位(69.56)を記録し、天才たる所以を誇示した。
LPGAでの優勝が長らくなかったため、再びKLPGAの舞台に戻るのではないかという噂も浮上していた。
しかし、キム・ヒョージュは昨年の冬の間、ウェートとコアトレーニングにを集中し、再びアメリカの地へ。これまで弱点だった飛距離が伸び、自信もついた。そして満を持してLPGAに合流したキム・ヒョージュにとって、「HSBC女子チャンピオンズ」が今季4度目の大会だった。
世界ランク9位のキム・ヒョージュは5月2日、シンガポールのセントーサCCで行われた最終4ラウンドで、最高のパッティング感触を武器にボギーなしの8バーディーを奪う見事なプレーを見せ、8アンダー「64」の最終スコア17アンダー「271」を記録し、トップに立った。同大会で韓国人選手が優勝したのは6度目となった。
同大会で過去2回(2015年、2017年)優勝していた世界ランク2位のパク・インビは同日、通算15アンダー「273」を記録し、第3ラウンドで2位タイから4位タイに後退。そしてユ・ソヨンが6位(276)、チョン・インジ(277)が7位タイに上がるなど、韓国人選手計4人がトップ10入りしている。
22カ月間にもわたって世界ランク1位の座を守っているコ・ジンヨン、2打を減らすも24位タイ(284)にとどまった。
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