トッテナムがドルトムントを撃破…ソン・フンミン初のチャンピオンズリーグ8強へ

トッテナムが9年ぶりに、欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグ8強進出に成功した。

トッテナムは3月6日、ドイツのジグナル・イドゥナ・パルクで2018-2019 UEFAチャンピオンズリーグ16強第2戦でドルトムントと対戦し、1-0で勝利した。後半3分、トッテナムのストライカー、ハリー・ケインが先制ゴールを決めて、それが決勝ゴールとなった。

2月14日の第1戦をソン・フンミンの先制弾などで3-0としていたトッテナムは、ベスト8進出に成功。ガレス・ベイル、ルカ・モドリッチなど豪華なスター選手が所属していた2010-2011シーズン以来、9年ぶりにチャンピオンズリーグ最高成績を再現した。次は過去最高成績となる4強進出を狙う。

マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、ドルトムントがかなり攻撃的に試合に臨むことを踏まえて、ソン・フンミンとケインをツートップに置いた3-5-2フォーメーションを使った。守備のときはソン・フンミンが左サイドで下がりながら、5-4-1になった。

ドルトムントはマルコ・ロイス、マリオ・ゲッツェ、フランシスコ・アルカセルらをすべて使ってトッテナムの守備を崩そうとしたが、うまくいかなかった。ベルギー出身の世界的なDFヤン・フェルトンゲン、フランス代表GKウーゴ・ロリスらが、ドルトムントの攻撃を遮断した。

さらにドルトムント戦11試合で9得点を記録しているソン・フンミンと、ロシアW杯得点王のケインが虎視眈々とカウンターを狙って、相手ゴールを脅かした。実際に前半31分、ソン・フンミンがケインからのスルーパスを受けてシュートするシーンもあった。ソン・フンミンがシュートする際に相手DFが押したようにも見えたが、主審は笛を吹かなかった。

前半を0-0で終え、8強進出に近づいたトッテナムは、第1、2戦の勝負を大きく決めるゴールを決めた。ドルトムントの隙をついたムサ・シソコのスルーパスをケインがペナルティエリアで受けて、右足シュートでゴールネットを揺らした。

先制ゴールに喜ぶトッテナム

ドルトムントが逆転するためには、5得点しなければならない状況になった。世界的に熱狂的とされるドルトムントのサポーターたちも、ケインのゴールをきっかけに歓声が小さくなった。

後半中盤を過ぎて勝敗がほぼ決定すると、ポチェッティーノ監督はソン・フンミンを最初に交代した。ソン・フンミンは警告が1枚あるため、追加の警告を受けることを防ぐためと解釈できる。ソン・フンミンは得点することはできなかったが、ドルトムントに終始脅威を与えるプレーを見せ、攻守にわたって存在感を示した。

ポチャティーノ監督と話すソン・フンミン

結局、試合はトッテナム1-0の勝利に終わった。トッテナムは笑顔でロンドンに戻ることができることとなった。ソン・フンミンは初めてチャンピオンズリーグ8強の舞台に立つことになる。レバークーゼン時代も16強までを進出したが、ベスト8は初めてだ。

【関連】ケイン復帰後、ソン・フンミンのシュート激減…トッテナムは4位内に残れるのか

チャンピオンズリーグ準々決勝は、4月9~10日に第1戦、4月16~17日に第2戦が行われる。組み合わせ抽選は3月15日に行われるのだが、ベスト8からは同じイングランドのチーム同士の対戦もありえる。

トッテナムと、レアル・マドリードを下したアヤックス・アムステルダム(オランダ)が8強進出を決めており、残りの6チームは3月7~14日の試合結果で決まる。

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