韓国サッカー界の“カリスマ”ホン・ミョンボが入学式で送った「心に響く祝辞」

2019年03月05日 サッカー

「ミスを通じて成長することができるのであれば、それは失敗ではない。結果を見て、あまりに安直に成功、失敗と分けてはならない。重要なのは学んだことを土台に、自分自身を再創出するということだ。いつまた試練が訪れるのかわからない。いつかその苦い経験が役に立つだろう。世の中に無駄時間はない」

前述のようにホン・ミョンボは現在、行政家として第3の人生を歩んでいる。選手、監督として大きな成功と痛みの両方を経験したが、新たな場所で新しい挑戦を続けている。過去の経験が、今のホン・ミョンボの大きな支えになっていることは明らかだ。

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ホン・ミョンボの祝辞に新入生は、拍手で応えた。20代前半の学生のなかには、ホン・ミョンボについて詳しく知らない人も多かったためか、保護者や家族、親戚が座っていた2階席からの歓声が大きかった。祝辞の前に、2002年W杯の準々決勝スペイン戦のPKで、ホン・ミョンボがシュートを決める映像が流れたときは、全員が大きな拍手と歓声を上げた。

最近は、有名人が大学の卒業式や入学式で祝辞を送る事例が増えている。去る2月のソウル大学の卒業式では、BTS(防弾少年団)をプロデュースしたBig Hitエンターテインメントのパン・シヒョク代表取締役が祝辞を送った。当時、パン代表は「遠大な夢ではなく、怒りが私を動かした原動力」と話して大きな反響を呼んだ。

ホン・ミョンボも自分の苦い経験を吐露した心に響くメッセージで、深い印象を残した。

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