クラブ史上、初めてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する韓国の大邱FC。チームを率いるアンドレ監督が、ファンの期待に応える結果を残すと強い意志を明らかにした。
2003年にKリーグの第一歩を踏み出した大邱は、昨年の韓国FAカップで初優勝を果たし、創設後初めてACL本戦のチケットを手に入れた。大邱は3月5日午後5時30分(日本時間)、オーストラリア・メルボルンでメルボルン・ビクトリーFCと2019 ACLグループステージ第1戦を行う。
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アンドレ監督は試合前日の公式記者会見で、「ファンとクラブの期待が大きいことをよく知っている。ACLは簡単な大会ではない。韓国を代表して参加するだけに、謙虚な姿勢でしっかりと準備する」と覚悟を表明した。
メルボルンは昨シーズンのオーストラリアリーグのレギュラーシーズンを4位で終え、プレーオフを経て優勝したチームだ。メルボルンは優勝後、日本代表出身のMF本田圭佑やスウェーデン代表のFWオラ・トイヴォネンを迎え入れながら、戦力強化に乗り出した。メルボルンは最近6年間で、4回ACLに出場するほど、アジアの舞台の経験が多い。
アンドレ監督は「メルボルンには昨年のACLを通じて接した。アジアの舞台経験も豊富で底力のあるチームだと思う。リーグでは最近不振だが、絶対に甘くみてはならない」と評価した。
大邱は創設後初めて、アジア舞台にデビューすることになる。勝敗以前に、今回のオーストラリア遠征が特別な理由だ。
アンドレ監督は「市民クラブの大邱FCがACLに参加できること自体が光栄であり、意味のあることである。クラブ史上初だからというだけでなく、アジアの強豪にのみ出場資格が与えられるからだ。毎試合、全力を尽くせば、さらに上に行くことができると考えている」と述べた。
大邱の弱点は経験の不足だ。アンドレ監督もその点はしっかりと認識している。
彼は「指導者としてはACLを初めて経験する。しかし選手時代は中国でアジアの舞台を経験した。その経験をもとに、選手が緊張することなく試合に出られるようにアドバイスしたい」と語った。
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