韓国に復帰した“バルセロナ下部組織出身”ペク・スンホ、全北現代の活用法や出場時期はどうなる?

2021年04月06日 サッカー #Kリーグ

全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースは韓国代表MFペク・スンホ(24)をどう活かすのだろうか。

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ペク・スンホは中盤すべてのポジションでプレーできるマルチロールな選手だ。2列目中央やサイドだけでなく、3列目でも活躍できる。

2列目中央では攻撃をつなぐ役割を果たし、多彩なパターンの攻撃を駆使することができる。ずば抜けたスピードや直線的なプレースタイルではないため、サイドでは中央に切り込んでチームメイトとのシナジー効果を発揮するものと見られる。

攻撃的なポジションでしか活用できないわけではない。ペク・スンホは代表や過去の所属チームで3列目に立ったこともある。

ペク・スンホ

全北現代を率いるキム・サンシク監督は、試合の状況に応じて中盤の枚数を多様に変える。守備的MFに1人だけ置くこともあれば、2人を配置して安定感をもたらすこともある。攻撃に重きを置かなければならない場面では、ペク・スンホを守備的MFで起用して展開の質を高める可能性もある。

基本的に、キム監督はMFキム・ボギョン(31)やMFイ・スンギ(32)、MF邦本宣裕(23)など攻撃的な性向の強い中盤の選手について、ポジションを一つに制限しない。試合途中であっても、変化に富んだポジション変更で方法を模索している。

ペク・スンホも同じだ。基本的な技術に優れ、チームプレーに徹する能力にも優れているため、サイドや中央などどこで起用しても活躍を期待できる。キム監督は前線のストライカーや後方の守備的ポジションを除いたすべての地域で、ペク・スンホの起用を考えているようだ。

「コンディションに問題はないが…」

キム監督はペク・スンホの出場時期を調整している。ペク・スンホは先月末、全北現代との契約交渉を終えてチームに合流し、コンディション調整をスタートした。ペク・スンホは前所属のダルムシュタットで今年2月にカップ戦に出場して以来、実戦を消化できていない。

ペク・スンホは2月中旬に韓国に入国して2週間の隔離期間を過ごした。その間は所属先がなかったため、まともにトレーニングできなかった状態だ。今すぐの出場は容易ではない。

キム監督は「コンディションに問題はないが、無理をさせると筋肉に異常が生じることもある」とし、「もう少し見守って出場時期を決める予定だ」と述べた。

キム・サンシク監督

ただ、Kリーグ1(1部)が今月から中2~4日間隔でリーグ戦を行うことからも、ペク・スンホのデビューもそう遠くない時期に見られる見通しだ。

本日(4月6日)の第8節浦項(ポハン)スティーラース戦は出場が難しいが、早ければ11日の第9節仁川(インチョン)ユナイテッド戦で招集メンバーに名を連ねる可能性がある。

第9節終了後は1週間の休息が設けられるため、18日の第10節城南(ソンナム)FC戦で初めて姿を現すこともあり得る。

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