韓国女子ゴルフの“オールド・ルーキー”シン・ボミン、デビュー9年目にして掴んだ夢の舞台

2021年04月02日 ゴルフ #韓国女子ツアー
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シン・ボミン(26、SBI貯蓄銀行)は2012年にKLPGAに入会して以来、デビュー9年目にしてようやくレギュラーツアー(1部)入りした新人だ。

9年もの期間は多くの試練に苦しめられてきたが、諦めずに挑戦を続けたシン・ボミンの根気と忍耐力は底知れない。

シン・ボミンは「2012 KLPGA第1次準会員選抜戦」でデビューするやいなや、ジャンプツアー(3部)とドリームツアー(2部)の扉を同時に叩いた。当時は準会員もドリームツアーに出場することができたため、シン・ボミンは準会員という立場で2つのツアーに挑戦することに。

そして3度目の挑戦の末、シード順位戦でようやく出場資格を得たシン・ボミンは、「KLPGA 2012グランドドリームツアー(第6戦~第10戦)」で好成績を挙げ、正会員への昇格に成功したのだ。

(写真提供=KLPGA)シン・ボミン

不屈の闘志で絶えず挑戦の9年間

正会員への昇格後、意気揚々とドリームツアーに参加したものの、やはり壁は高かった。ドリームツアーでこれといった成績を残せなかったシン・ボミンは、本大会に出場するためドリームツアーのシード順位戦を戦わなければならず、本大会に進めても満足できる成績を収められなかったため、不振の沼にはまってしまった。

特に、2019シーズンにはドリームツアー4大会しか出場できず、メンタルの揺らぎとともに成績も下降線を辿ることに。しかし彼女は諦めることができず、果てしない挑戦を繰り返すのであった。

しかし、彼女の不屈の闘志は、後に大輪の花を咲かせることに。昨年行われた「KLPGA 2020 KBCドリームツアー with WEST OCEANCC 第1戦」で、延長までもつれ込む接戦の末に念願の優勝をはたしたのであった。その後も着実に賞金を獲得し続けたシン・ボミンは、2020シーズンの最終戦が終わった時には賞金ランク13位に名を連ね、念願のレギュラーツアーへのチケットを手中に収めた。

(写真提供=KLPGA)シン・ボミン

9年越しの1部デビューの感想を尋ねると、「楽しみにしていたレギュラーツアーでプレーできて本当に嬉しい。ほかの選手よりも遅かった分、しっかり準備して良い姿をお見せするのが最大の目標だ。ゴルフファンの皆さんの応援をお願いしたい」とし、「新人王も取れればいいが、今年は平均スコアに集中したいと思っている。目標の70.2打以内でシーズンを終えられれば、大丈夫だと思う。最善を尽くしたい」と目標を明らかにした。

“オールド・ルーキー”の酸いも甘いも知ったプレーに注目

シン・ボミンは、KLPGAが毎月発行している公式マガジン「KLPGA members」1月号のスタークローズアップコーナーでは、これまでの辛かった日を回想し、「正直、辛かった瞬間にメンタルが崩れなかったと言えば嘘だと思う。重要なのは動揺から“どれだけ早く抜け出すか”だ。これまでの大変な経験のおかげで、私は誰よりも早く起き上がれると信じている」という言葉とともに、「私は相変わらずゴルフが楽しい。昨年、生涯初の優勝を経験したが、まだまだ足りないことが多い。今年は安定した成績を出せる選手になれるよう、一生懸命頑張りたい」と意気込みを語った。

(写真提供=KLPGA)シン・ボミン

冬の期間、龍仁(ヨンイン)で汗を流したシン・ボミンは、「今年は龍仁で実戦感覚をはじめとした、技術的な部分を重点的に練習している。最も寒かった1月までは体力トレーニングにまい進し、1月末から技術的な練習を始めた」と伝え、「“オールド・ルーキー”と称されるだけに、成熟したプレーを披露したい」と意気込んだ。

幾多の試練にもめげず、絶えまない挑戦で1部への切符を勝ち取ったシン・ボミンは今シーズン、SBI貯蓄銀行というスポンサーとともに、レギュラーツアーで飛躍する準備を着々と整えている。

9年間の経験と努力が功を奏することができるか、“オールド・ルーキー”シン・ボミンが綴る新たな物語を見守りたい。

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