キ・ソンヨンの性的暴行疑惑、今度は被害者の証言音声が「歪曲編集された」との主張登場

2021年03月19日 サッカー #Kリーグ

元サッカー韓国代表MFキ・ソンヨン(32、FCソウル)から性的暴行を受けたと暴露したD氏が、今度は「キ・ソンヨン側の弁護士が悪意を持って(録音ファイルを)歪曲編集した」と主張した。

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D氏は3月19日、法律代理人の法務法人炫(ヒョン)のパク・ジフン弁護士を通じて配布された証言音声の中で、キ・ソンヨン側の弁護士が最近公開した証言音声について反論した。

D氏は「キ・ソンヨン選手側は私にあらゆるルートを通じて執拗な懐柔と圧迫を加えた」とし、「ひどく不安感と恐怖心を感じたことで、一瞬だけ“キ・ソンヨン選手側が望むように事件をなかったことにするか?”と馬鹿みたいな気持ちを抱いたのは事実だ」と明かした。

続けて、「パク弁護士と相談した結果、真実を明らかにすることが自分自身のためだけではなく、韓国スポーツ界にはびこる悪習を断ち切るために必要だと判断した」と伝えた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キ・ソンヨン

これらのD氏の主張は、去る17日にキ・ソンヨンの法律代理人である法務法人ソピョンのソン・サンヨプ弁護士が、D氏とキ・ソンヨンの後輩E氏の間の通話の一部を公開したことによるものだ。

この通話は、先月24日にキ・ソンヨンの性的暴行疑惑が暴露された直後に行われた。音声ファイル内でD氏は、キ・ソンヨン側からの懐柔や脅迫はなく、パク弁護士が自身の確認の同意を得ず任意で暴露を進めたという旨の発言をしていた。

だが、D氏はキ・ソンヨン側の懐柔と圧迫によって心を揺さぶられたことで発言してしまったと主張する。

D氏は「キ・ソンヨンの弁護士はその過程で私とE氏が交わした会話の前後を切り取り、悪意をもって編集し、私がさもパク弁護士に振り回されているように事実関係を歪曲している」とし、「これは私に対する深刻な人格冒涜だ」と話した。

また、「パク弁護士が私に代わって各メディアに配布したすべての報道資料と録音ファイルは、すべて私の意思に基づき、私の同意の下に配布されことを明確にする」と強調した。

キ・ソンヨンの性的暴行疑惑とは

先立って、キ・ソンヨンの小学生時代のサッカー部の後輩であるC氏とD氏は、去る2000年1~6月にかけて先輩であるA氏とB氏から性的暴行を受けたとパク弁護士を通じて暴露し、韓国国内に衝撃を与えていた。

暴露内でキ・ソンヨンの名前は明らかにされていなかったものの、内容から見てA氏がキ・ソンヨンに当たることが推測された。ただ、キ・ソンヨンは直後に行われたKリーグ開幕戦で自ら会見の場を設け、性的暴行疑惑の内容を完全否定した。

最近では、今月16日に放送されたMBCの報道番組『PD手帳』でキ・ソンヨンの性的暴行疑惑が取り上げられたことで、再び議論が過熱していた。

キ・ソンヨン側は、遅くとも来る26日までにC氏とD氏に法的措置を取る方針だという。対する被害者側は、キ・ソンヨン側が先に民事・刑事上の訴訟を起こせば、法廷で真実を明らかにする立場を示している。

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