元水戸のベトナム代表エースが「ソン・フンミンのようになりたい」と語ったワケ

インスタグラムのフォロワーが32万8000人に達するほどだ。アジア最高の舞台であるKリーグに挑戦し、全国民的な期待を受けている。

ベトナム代表のチームメイトであるルアン・スアン・チュオンが2016年に仁川ユナイテッド、2017年に江原FCでプレーしたが、成功できなかった事例があるだけに、グエン・コン・フォンの挑戦はより重要となる。ベトナムのプライドがかかっているからだ。

グエン・コン・フォンは、「Kリーグ進出がベトナム選手たちに刺激を与え、より多くの選手が海外に進出するきっかけになればと思う。ベトナム選手として、ベトナムサッカーを韓国とアジアに紹介できる選手になれるよう努力したい。“コリアン・ドリーム”を成し遂げたい」と意気込みを語った。

グエン・コン・フォンは、身長168cmと小柄だ。それはフィジカルが重要なKリーグで弱点になる可能性がある。

憂慮する視線もあるが、グエン・コン・フォンはそれほど気にしていない。

2月14日、仁川ユナイテッド入団式に登壇したグエン・コン・フォン(右)

「私は韓国選手より背が低いが関係ない。背が高いからといって、必ずしも良いわけではない。アタッカーは小柄でも構わない。それよりもスピードと技術、経験が重要だ。私は狭いスペースでの技術とスピードに自信がある。偏見を破りたい」 

グエン・コン・フォンは、Kリーグに進出する過程で多くのアドバイスをもらったベトナム代表のパク・ハンソ監督との関係も語った。

「実は、第一印象では厳しい人に見えていた。実際にピッチの中では厳しいが、試合が終わるといつもどこか痛めた選手に気を配っている。情の深い人だ」と表現した。

パク・ハンソ監督はベトナム選手の足を直接マッサージし、負傷した選手のために飛行機のビジネスクラスを譲るリーダーシップを見せたこともある。

グエン・コン・フォンは、「選手たちは感動している。そのため、みんないつも努力して恩返しをしなければならないという心を持っている」と話した。

パク・ハンソ監督の存在は、Kリーグに来たグエン・コン・フォンにとって大きな力になる。

グエン・コン・フォンは、「監督が“仁川で熱心に練習して、良い結果を出せ”と応援してくれた。韓国で何か大変なことが起きたら、いつでもメールや電話をくれとおっしゃった。先頭に立って支援すると約束してくれた」と明かした。

パク・ハンソ監督がグエン・コン・フォンはじめとしたベトナム選手らの精神的な支柱としての役割を果たし、大きな影響を及ぼしている事実を確認できる発言だ。

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