韓国トライアスロン“いじめ事件”…女性選手を死へと追い込んだ監督、主将に重刑が宣告

2021年01月30日 スポーツ一般
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元トライアスロン韓国代表の故チェ・スクヒョンさんに暴行や苛酷な嫌がらせをした疑いで起訴された慶州(キョンジュ)市庁トライアスロンチームの監督などに、重い刑罰が宣告された。

【注目】選手を絶望に追い込んだ監督、先輩、チームドクターの嫌がらせ

大邱(テグ)地裁・刑事12部(イ・ジングァン部長判事)は1月29日、慶州市庁トライアスロンチームのキム・ギュボン(42)監督に懲役7年、主将チャン・ユンジョン(32)に懲役4年、キム・ドファン(26)に懲役1年6カ月・執行猶予3年を言い渡した。

またキム・ギュボン監督と主将チャン・ユンジョンには、40時間の児童虐待治療プログラム受講と5年間の児童関連機関就業制限を命じた。キム・ドファンにも40時間の児童虐待再犯防止講義の受講と3年間の児童関連機関就業制限を命じた。

「もうチェ選手は謝罪を受け入れられない」

キム・ギュボン監督とチャン・ユンジョンは拘束起訴され、キム・ドファンは不拘束で裁判に渡された。

キム・ギュボン監督

裁判所は、「被告人たちはチーム内の地位を利用して、長期間、暴言や暴行、嫌がらせをしており、最大の被害者であるチェ・スクヒョン選手は苦痛のため、22歳で“極端な選択”をした」とし、「被告人たちが懺悔して許しを求めているが、チェ選手はその謝罪を受け入れることができない状況だ」と強調した。

続いて「犯行中、被害者たちに人格的な侮辱を感じさせ、非人間的な待遇で被害選手たちがスポーツを続けるか悩むようにもさせた」と付け加えた。

ただ「捜査の初期段階で犯行を否認していた被告人たちが、裁判の過程ですべての公訴事実を認め、特別な刑事処罰を受けたことがない点などを総合した」と明らかにした。

この日の宣告に先立って裁判長は、「被害者とチェ選手の遺族の苦痛を反映できないかもしれないが、被告人たちに宣告された量刑は、量刑基準と関連法によるものであること参酌してほしい」と明らかにしていた。

主将チャン・ユンジョン

彼らはチェ・スクヒョンをはじめ、慶州市庁トライアスロンチームの選手たちを常習的に暴行した容疑(常習特殊傷害)と、選手たち同士で殴り合うように指示したり、強要したりした疑い(常習特殊上傷害教唆・児童福祉法違反)などで裁判に引き渡された。

キム・ギュボン監督は、チームが海外トレーニングに向かう際、選手たちから航空運賃を別途に受け取った疑い(詐欺)と、補助金を他の用途に使用した疑いも受けた。

宣告直後、故チェ・スクヒョンさんの父は「最も重い刑を受けなければならないキム監督に、検察の求刑より2年も減った刑が宣告されたことが一番残念だ」と話した。

先立って、“チームドクター”と呼ばれながら故チェ・スクヒョンさんに嫌がらせをし、何人かの女性選手を類似性暴行した疑いで拘束起訴されたアン・ジュヒョンは最近、宣告公判で「厳しい処罰が避けられない」とされ、懲役8年を宣告された。アン・ジュヒョンは1審判決を不服として控訴した。

故チェ・スクヒョンさんは2020年6月26日、所属する慶州支庁トライアスロンチームの監督やチームドクターを名乗る男、そして主将など先輩選手から過度なパワハラやいじめを受け、それを苦にしてこの世を去った。

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