「これが外国人の挨拶」教え子へのセクハラ行為で起訴されたセパタクロー指導者に懲役1年の実刑

2021年01月25日 スポーツ一般

高校生の教え子への強制わいせつ罪で起訴されたセパタクロー指導者が、2審でも実刑を言い渡された。

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1月25日、韓国法曹界によると、セパタクロー指導者だったA容疑者は2011年頃、学校運動部所属の女子生徒2人の身体の一部を触ったり、キスを強制したりした。

検察はA容疑者が当時、体育館や車内、カラオケなどで犯行に及んだことを把握。ある学生には「外国人がする挨拶の仕方を教える」とし、わいせつな行為をしていたことがわかった。

こうした事実は、成人した被害者が性的暴力の被害を告白したのをきっかけに、A容疑者を遅れて警察に告訴したことで確認された。

児童・青少年の性保護に関する法律違反の疑いで起訴されたA容疑者は、裁判の過程で関連事実を否認していたが、裁判部は公訴事実を有罪と判断した。

1審を担当した大田(テジョン)地裁・論山(ノンサン)支部刑事1部(ソン・ソニャン部長判事)は「かなり前だから被害者の記憶が不明確になったかもしれないが、(被害者の)供述の一貫性を考慮すると、信ぴょう性を弾劾する事情がない」とし、昨年7月に懲役1年を言い渡し、A容疑者を法廷拘束した。

裁判部は「被告人の地位や当時の状況を見ると、被害者の性的自由意思が制圧されていたとみられる」と前置きしたうえで、「被告が被害者たちを懸命に指導し、良い選手に成長させた点、被害者もそれに対し感謝していた点を量刑に考慮した」と明らかにした。

「量刑が重すぎる」というA容疑者と、その反対意見を示した検察側の主張に対し、控訴審は1審の量刑には問題がないと判断した。

大田高裁刑事1部(イ・ジュンミョン部長判事)は去る1月15日、「一部の犯行場所の住所地が誤っており、原審で破棄する」としたうえで、原審と同様の懲役1年の刑を言い渡した。

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