凋落する韓国サッカー、批判的な視点で振り返る“白書”が必要ではないか【アジアカップ総括①】

韓国サッカー初となる白書だっただけに、サッカー界の関心と期待は大きかった。

その白書は大会準備過程と結果全体を綿密に分析して、成果と問題点、改善方向を明確に示すことで、代表チームの運営と今後のワールドカップの準備の基礎とするために作成された。

そんな“ブラジルW杯白書”は、代表チームに参加した47人のコーチングスタッフと選手、サポートスタッフ、サッカー協会役員、メディア関係者など47人を対象に、5カ月間におよぶ対面深層インタビューを通じて作られた。白書が発刊されると、反応は悪くなかった。

何よりも、初めて韓国代表の過去を真剣に振り返ったことの意義が高く評価された。

白書は、反省文ではない。誤答ノート(間違えた問題を記録しておくためのノート)に近い。大会を準備して出場しながら生じた問題点だけを探すのではなく、次に同じような状況が生まれた場合、どう対応するのかという真摯な悩みを含む必要がある。同じ過ちを繰り返すことが、最も痛いことだからだ。

ベント監督は2022年カタールW杯を目指して、韓国代表を率いている。彼が代表チームの指揮をとった初のメジャー大会は、失敗に終わった。しかし今後、無数のAマッチと複数の大会で成果を出すためには、衝撃的な敗北の痛みを反面教師にする勇気が必要だ。

ブラジルW杯後と同じように、“アジアカップ白書”が必要なのではないだろうか。

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