韓国代表から引退するク・ジャチョルが最後のミックスゾーンで語ったこと

韓国とカタールのアジアカップ準々決勝が終わった後、試合会場であるシェイク・ザイード・スタジアムのミックスゾーンでは、肩を落とした韓国代表の選手たちが取材陣と話をしていた。

ほとんどの選手は衝撃的な8強脱落の原因と、今後の覚悟を短く伝えて去っていった。そんななか、真剣な表情で長く話を伝えた選手がいた。アジアカップを最後に韓国代表の引退を宣言したMFク・ジャチョル(30・アウクスブルク)だ。

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ク・ジャチョルは2010年代の韓国サッカーを引っ張ってきた選手といえる。彼は2009年にU-20ワールドカップ8強入りを通じてその名前を知らせ、2012年ロンドン五輪では韓国史上初の銅メダル獲得という快挙に貢献した。世代別代表チームで常にキャプテンマークをつけてきた彼は、ホン・ミョンボ監督率いる韓国代表がブラジルW杯に臨んだとき、A代表の主将も務めた。

ク・ジャチョルは2010年代の韓国サッカーの歓喜と絶望を経験した数少ない選手でもある。2010年のアジア大会を皮切りに、2012年ロンドン五輪、2度のワールドカップ(2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会)、3度のアジアカップ(2011年カタール大会、2015年オーストラリア大会、2019年UAE大会)に出場した。

(写真提供=韓国サッカー協会)ク・ジャチョル

ク・ジャチョルは2011年1月のVfLヴォルフスブルク入団からブンデスリーガに進出し、その後もずっとドイツでプレーしている。過去8年間、韓国代表に招集されるたびに生じる長距離飛行も厭わなかった。しかし慢性的な膝の怪我は、時間が経つにつれ回復速度が遅くなり、残りのサッカー人生のためにも代表引退が賢明と判断したと思われる。

取材陣にとってク・ジャチョルは、代表チームの最年少メンバーでなくなった頃から、インタビューを通じてしっかりと発言する選手として認識されている。代表チームに関することだけではなく、韓国サッカー全般についての歯に衣を着せぬ物言いも何度かあった。ず加減なし話したことが何度かありました。だからといって“ミスター苦言”というニックネームが付くほどではなかったが。

ク・ジャチョルは代表引退について、話したいことが多かったはずだ。何よりも最後のAマッチであるアジアカップに優勝して、代表引退という花道を飾れずに、物足りなさも大きかったようだ。

最後のミックスゾーンで語ったこと

ク・ジャチョルは韓国代表の一員として最後のミックスゾーンでのインタビューを通じて、結果だけを早急に求めすぎる韓国サッカーに対する視線について、率直な自分の考えを残した。

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