ライプツィヒで苦戦が続く韓国代表FWファン・ヒチャン(24)に、新型コロナウイルス感染というさらなる災難が降りかかった。
ファン・ヒチャンは11月17日(日本時間)、オーストリアで行われたカタール代表戦直後に行われたPCR検査で、新型コロナ感染が確認された。
カタール代表戦での開始16秒ゴールで、韓国代表の歴代Aマッチ最短得点記録を塗り替えたファン・ヒチャンだったが、喜ぶ間もなく新型コロナに苦しめられることになった。
ライプツィヒは公式SNSを通じ、「新型コロナの陽性判定を受けたファン・ヒチャンについては、保健当局と緊密に協力し、継続してテストする予定だ」と消息を伝えている。
昨シーズン、ザルツブルクで16ゴール22アシストを挙げた活躍が認められ、ドイツ・ブンデスリーガで新たな挑戦を始めたファン・ヒチャン。
しかし、ライプツィヒでの戦いぶりは加入前に寄せられた期待に及んでいない。デビュー戦となったDFBポカール1回戦で1ゴール1アシストを記録したのがすべてだった。負傷による戦線離脱など、コンディション調整にも悩まされた。
そして今回、代表チームに押し寄せた新型コロナの波にファン・ヒチャンも巻き込まれてしまった。
ライプツィヒは来る22日、ブンデスリーガ第9節フランクフルト戦を控えている。
ただでさえ、主力争いで後れを取っているファン・ヒチャンだ。着実にトレーニングをこなしても競争で優位に立てずにいるなか、新型コロナによって合流もできなくなった。
ファン・ヒチャンは10日間の自主隔離を経た後、再び検査を受けて陰性と診断されれば、トレーニングに復帰することができる。
ライプツィヒは今後、中3~4日間隔で試合を控えているためローテーションを避けられない。だが、ファン・ヒチャンはそこで得られたはずの活躍のチャンスさえ、失うことになってしまった。
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