“女帝”キム・ヨンギョンの圧倒的存在感…韓国Vリーグ女子、1強チームの全勝で第1ラウンド終了

興国(フングク)生命ピンクスパイダーズはやはり強かった。

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興国生命は11月7日、仁川(インチョン)の桂陽(ケヤン)体育館で行われた2020-2021シーズンのVリーグ女子部第1ラウンド最終戦IBK企業銀行アルトス戦で、セットカウント3-0(25-22、25-19、25-16)の完勝を収めた。

すでに行われた4試合も勝っていた興国生命は、この試合の勝利で第1ラウンド全勝に成功した。

興国生命が開幕直後のラウンドで全勝したのは今回が初めてだ。

興国生命ピンクスパイダーズ

キム・ヨンギョンが攻守にわたる活躍披露

興国生命としては、キム・ヨンギョンの存在感を実感した第1ラウンドだったはずだ。

キム・ヨンギョンは5試合で117得点を記録し、興国生命を連勝に導いた。1試合当たり23.4得点の数字は、国内選手トップに当たる記録。攻撃占有率は27.76%と低いものの、攻撃成功率は47.37%と、得点上位のメレーター・ルッツ(GSカルテックス、43%)やヴァレンティ―ナ・ディウフ(KGC人参公社、42.86%)、アンナ・ラザレワ(IBK企業銀行、42.46%)と比べてはるかに高い。

凡ミスわずか23回という安定感が、得点上位に浮上している背景だ。

サーブ成功も13回と、1セット当たり0.65を記録し、同部門1位に上がっている。ほかにも総合守備順位で9位にランクインするなど、ディグやレシーブなど守備面でもチームを支えている。

キム・ヨンギョン

チームがキム・ヨンギョン一人に依存していないことも、興国生命の恐ろしい面だ。

セッターのイ・ダヨンは、キム・ヨンギョンやイ・ジェヨン、ルシア・フレスコにバランスよくトスを配給する。イ・ジェヨンが33.33%、ルシアが24.97%を分担する。3選手の誰にも偏らない占有率だ。

イ・ジェヨンが106得点、ルシアが75得点と、誰がアタックを仕掛けるかわからない興国生命の変幻自在ぶりに対戦相手は戸惑うしかない。

左からイ・ダヨン、イ・ジェヨン、ルシア・フレスコ

キム・ヨンギョンにイ・ダヨンと女子バレー韓国代表でも活躍する2選手が新加入した興国生命は、第1ラウンドをチーム作りの段階と見ても良かった。だが、結果的には一度も負けずに全勝し、勝ち点14を記録した。フルセットの勝利も一度だけだった。

興国生命以外の5チームのうち、GSカルテックスや韓国道路公社ハイパスは善戦したが、勝利には及ばなかった。

興国生命は、来る11月11日にGSカルテックスとの第2ラウンド初戦を戦う。

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