元DeNAの筒香とチェ・ジマンは優勝なるか、レイズ対ドジャースは23年ぶりの珍しい展開に

2020年10月28日 スポーツ一般 #MLB #野球

アメリカンメジャーリーグ(MBL)でア・リーグチャンピオンのタンパベイ・レイズと、ナ・リーグチャンピオンのロサンゼルス・ドジャースが戦うワールドシリーズは、今まさに世界中でホットな話題だ。

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レイズには元DeNAベイスターズの筒香嘉智や、韓国人野手として初のワールドチャンピオンに挑んでいるチェ・ジマンらが所属している。

両チームは10月27日の時点で、交互に1勝ずつを挙げながら5戦目まで消化した状態だ。5戦目が終了した時点でドジャースが3勝と1歩リードしているのだが、おもしろいことに今シリーズではどちらもまだ連勝をしていない。

過去を遡ると、ワールドシリーズで交互に勝ち星を挙げ、最終戦で決着した直近の記録は23年前の1997年までさかのぼらなければならない。フロリダ・マーリンズとクリーブランド・インディアンス戦だ。両チームは交互に1勝ずつ挙げ、最終戦でホームの利を活かしたマーリンズが勝利し、チャンピオンとなった。マーリンズにとっては1993年の創立以来、初となる優勝だった。

10月28日9時(日本時間)に行われる6戦目でドジャースが勝った場合、今シリーズで初の連勝を記録し、優勝を決めることとなる。レイズが勝った場合は10月29日の最終戦にもつれ込むこととなる。

MLBタンパベイ・レイズ所属のチェ・ジマン

1世紀以上の歴史を持つワールドシリーズでも珍しい展開

MLBのワールドシリーズは今年で116回目の開催となる。発足元年の1903年をはじめ、1919年、1920年、1921年の4回は、9戦中5勝したチームが優勝となっていた。現在の7戦4先勝制となってから最終戦までもつれ込んだ例は、41回だ。4戦ストレート勝ちでの決着が20回で、5回戦が26回、6回戦が24回となっている。

参考までに同じ7戦4先勝制の韓国プロ野球(KBO)の韓国シリーズでは、最終戦までもつれこんだシーズンと、4戦のストレート勝ちで終わった年が最少の7回だ。そのほかは5回戦が10回、6回戦が最多の11回。2004年の現代ユニコーンズ対サムスン・ライオンズは3度の引き分けがあったため、9回戦まで行ったこともある。

過去10年間を見ても第6戦以降まで長引いた年は、今季を含めてわずか6回である。2011年(テキサス・レンジャーズ対セントルイス・カージナルス、3-4)、2014年(サンフランシスコ・ジャイアンツ対カンザスシティ・ロイヤルズ、4-3)、2016年(クリーブランド・インディアンス対シカゴ・カブス、3-4)、2017年(LAドジャース対ヒューストン・アストロズ、4-3)は最終戦決着で、2013年(セントルイス・カージナルス対ボストンレッドソックス、2-4)は第6戦で終えた。

5戦を終え2勝3敗と窮地に立たされているレイズが10月28日の試合で勝利し、最終戦まで希望を残せるのか。そしてチェ・ジマンは韓国人野手として初のチャンピオンリングを手にすることができるのか。非常に注目の集まる第6戦だ。

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