元Jリーガー監督率いる韓国Kリーグクラブが大不振…21年ぶり5連敗でファンから非難殺到

2020年10月05日 サッカー #Kリーグ

城南FCが公式戦で5連敗したのは、前身の城南一和時代を含めて実に21年ぶりだ。“泣きっ面に蜂”な状況で、城南は激しい残留争いが繰り広げられる残り試合を戦わなくてはならない。

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10月4日に江陵総合運動場で行われたKリーグ1(1部)第24節の江原FC戦で、城南は1-2と敗れた。

城南は去る9月16日の大邱FC戦で2-3と敗れて以降、FAカップ準決勝(全北現代に0-1で敗戦)含め18日間で5連敗を喫した。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)城南FC(白のユニホーム)

城南が過去最後に公式戦5試合連続で負けたのは1999年だ。

韓国プロサッカー連盟によると、城南は同年9月29日の安養LG(現・FCソウル)戦でPK戦までもつれた挙句に敗れた後(当時は“負け”扱い。通算成績では“引き分け”扱い)、10月13日に1-2で敗れた蔚山現代戦まで、5試合連続で黒星を挙げた。

そして今シーズン、第23節で最下位の仁川ユナイテッドFC相手に0-6と惨敗した城南は、続く江原戦も屈することになった。

これで5勝7分12敗の勝ち点22を記録し、12チーム中11位にまで沈んだ城南。2016シーズン以来となる“2部降格”の悪夢が再び訪れている。

「お金を払ってまで…」

試合直後、城南の公式SNSにはファンの非難コメントが殺到した。

とあるファンは「お金を払ってまでストレスを買いたくない。最近、城南のサッカーを見て生まれたストレスが、家族にも影響を及ぼしている」とコメント。また、江原戦終了直前の審判への抗議でレッドカードを提示されたキム・ナミル監督、そして彼を制御しなかったコーチ陣に対しても、厳しい声が寄せられていた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)現役時代はヴィッセル神戸や京都サンガF.C.でプレーしたキム・ナミル監督(右)

それもそのはず、城南は守備の要であるヨン・ジェウンが仁川戦で一発退場を食らうと、次の江原戦で今度はパク・スイルが一発レッドに。当然、パク・スイルは次戦のFCソウル戦に出場できない。

そうした事態もあったなか、キム監督は「相対的に不利な判定を受けた」と審判に強くアピールし、不必要なレッドカードをもらってしまった。

キム監督はFCソウル戦でベンチに座ることができない。危機的状況を迎えている城南だが、まだを3試合を残している。再び巻き返しを図るためにも、キム監督らコーチ陣が冷静に結果を受け入れ、選手を励ますことが重要だろう。

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