韓国サッカーが挑んだ歴代アジアカップ、“屈辱の歴史”と珍記録

アジアカップ史上、初めて4カ国(インドネシア、マレーシア、ベトナム、タイ)共同開催で行われた。試合中に照明が落ちるなど、不祥事も相次いだ。

韓国の守備はまずまず安定していたが、攻撃が問題だった。準々決勝から準決勝、3位決定戦まで、3試合連続でスコアレスドローのPK戦という珍記録を作り、3位に終わった。

日本との3位決定戦では、判定に抗議した監督、コーチが退場となる事態も発生。ピム・ファーベーク監督が大会後に辞任し、大会中に一部の選手たちが飲酒していた事実も明らかになり、失望をもたらした。

◇2011年、カタール大会:ファン・ジェウォンの同点ゴールも無駄に

チョ・グァンレ監督率いる韓国は、大会序盤から質の高いプレーで優勝候補に相応しい試合を繰り広げた。“うんざりするベスト8の友人”イランとは、今回も対戦することに。国際大会で同じチームと5度連続で対戦すること自体が珍しいが、いずれも準々決勝となると類例のないことだろう。それでも今回はユン・ビッカラムのゴールで、イランを撃破した。

準決勝の相手は日本。韓国は1-2でリードを許していた試合終了間際、ファン・ジェウォンが爽快な同点ゴールを決めて歓喜したが、PK戦で序盤の3人がいずれも失敗し、PK0-3で敗れた。

◇2015年、オーストラリア大会 :決勝進出したものの…

ウリ・シュティーリケ監督のいわゆる“沼サッカー”で、韓国は1試合1得点で勝ち上がった。ウズベキスタンとの準々決勝では、チャ・ドゥリの60メートル突破ゴールに続き、ソン・フンミンの追加点で、チームの雰囲気は最高潮に。準決勝でイラクを2-0で破ると、7大会ぶりに決勝戦に進んだ。

決勝の相手はホーム、オーストラリア。8万人の大観衆が見守るなか、オーストラリアが先制した。ソン・フンミンが後半終盤に同点ゴールを決めたが、延長戦で決勝ゴールを許して敗れた。55年ぶりの優勝に挑戦したものの、最後の最後で涙を飲んだ。

1月5日から2月1日にかけて開催される2019年UAE大会では、どんな結末が待っているのだろうか。

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