低迷する韓国バドミントンの新たな希望、“天才少女”アン・セヨンとは

2018年12月29日 スポーツ一般
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ジャカルタ・アジア大会メダルなしなど低迷する韓国バドミントン界に、新たな希望が現れた。16歳の天才少女アン・セヨン(光州体育高1年)だ。

アン・セヨンは、12月23日に幕を下ろした2019バドミントン代表選抜戦を9戦全勝、グループ1位で終えた。女子シングルスB組に入ったアン・セヨンは、初戦で強敵チョン・ジュイを2-1(21-17、14-21、21-10)で破ると、韓国代表の中心選手であるキム・ナヨンなど9人の実業団、大学生といった“先輩”に勝利した。

(関連記事:危機の韓国バドミントン、東京五輪に向けて“レジェンド”の代表復帰説が浮上

内容も良かった。一度も負けることなく、9勝で勝ち点17。2位キム・ナヨン(13点)を大きく上回った。9試合で与えたのは、わずか1セットのみ。韓国バドミントン協会は各グループ1~3位の選手を代表に選抜する予定だが、アン・セヨンが2019年から韓国代表の中心メンバーとなることが確実視されている。

アン・セヨンの活躍によって、コーチングスタッフらも興奮気味だ。ある程度の期待はあったが、ここまで上達しているとは予想していなかったからだろう。年齢からは創造できない成熟したプレーで、ソン・ジヒョンに続く韓国女子シングルスの系譜を継ぐ選手として評価されており、低迷する韓国バドミントンを浮上させる逸材と期待されている。優れた競技感覚と果敢な攻撃力が長所だ。

韓国バドミントンの希望とされるアン・セヨン

彼女は2017年、バドミントン代表選抜戦で彗星のように登場した天才少女である。当時中学3年生で7戦全勝し、韓国バドミントン史上初の“中学生の国家代表”となった。

代表最年少デビューとなった今年5月の第27回世界女子団体バドミントン選手権(ユーバー杯)で、強豪と対等に戦い、韓国のベスト4進出に貢献。11月のIrish Open in badmintonでは女子シングルス優勝を果たすなど、急速に成長する姿を見せた。

アン・セヨンは1年を振り返って「休み時間があまりなくて大変だったが、その分実力と技術が良くなった。以前に比べて正確性が高まり、ミスが大きく減った」と評価した。彼女の成長は、今回の国家代表選抜戦でそのまま証明された。

アン・セヨンについて、韓国代表アン・ジェチャン監督は「まだ幼いので補完すべき技術が多い」としながらも、「筋力と柔軟性に優れ、何よりもメンタルが良い。今後ソン・ジヒョンに続く看板選手に成長することができるだろう」と期待感を表わした。

アン監督はアン・セヨンを韓国バドミントンのエースとして育てるために、来年1月から国際大会の経験を積ませる計画だ。世界のトップランカー16人だけに与えられる2020年東京五輪の出場権のために、ランキングを引き上げようという考えだ。

成長し続けるアン・セヨンによって、低迷する韓国バドミントンも少しずつ活気を取り戻している。

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