韓国プロ野球も7月26日から観客解禁も「10%以内」で慎重なルールとは?

韓国野球委員会(KBO)は7月24日、韓国政府のプロスポーツ観客入場許容発表を受け、7月26日から観客入場を開始する。

KBOは今週末の7月26日から、各スタジアムの収容可能人数の10%以内から観客の入場を開始する予定だ。

ただし詳細な日程と規模などは、各球団のフランチャイズ地域別の感染拡散状況によって市・政府と調整して変動する可能性がある。

【写真】韓国プロ野球の醍醐味!「美女チアリーダーTOP10」を一挙紹介

2020年KBOリーグは5月5日に開幕して以来、新型コロナウイルス感染症の拡散防止のため、これまで無観客で進められてきた。

KBOはこの約3カ月間、観客の入場が決まるまで、6月30日に発表した「KBO新型コロナ対応3次統合マニュアル」を基に、安全な観覧のための細部指針をまとめるなど、徹底した準備をしてきた。

3次統合マニュアルではまず、観客の安全観覧のためにチケットの前売りから入場、応援、飲食、退場まで観戦のための防疫及び安全規則を作り、感染を最大限予防することに重点を置いている。

試合を観戦する際、全ての観客はスタジアム入場時からマスクを着用しなければならない。 各球団は、出入り口やトイレ、売店などでの密を避けるために、「1m距離を置く」ステッカーを製作して床に貼り付け、安全要員を配置して距離を置く啓導に積極的に乗り出す計画だ。

観客たちは入場時に出入口で体温を測定して37.5度以上の場合、出入りが制限される。 円滑な入場のため、KBOは観客に例年より早い時刻にスタジアムに到着するよう呼びかける予定だ。

また、ソーシャルディスタンスの指針に従って、観戦同伴者も座席の間隔を置いて座るように運営される。

観客の情報を確認するため、すべてのチケット購入はオンライン予約及びカード決済のみ認められる。特に転売チケットの場合、不法行為の上、情報の追跡が難しく、購入過程で人と人との接触があり飛沫感染の恐れがあるため、発券所や出入り口などに転売チケットの購入禁止などを積極的に知らせ、啓蒙キャンペーンなどを展開する計画だ。

オンライン予約時、予約ページにはコロナ関連の安全規則を明示して同意手続きが追加され、安全規則遵守に同意しない場合、予約は不可能となる。

万が一の場合に備えて、観客解禁の初試合からすべての野球場に「電子立ち入り名簿」システムを導入し、出入者の情報確保に協力する予定だ。

観客は事前に「QRコード」を発行し、入場時にスキャンしなければスタジアムへの出入りができない。 QRコードの発給が難しい観客は、入場時に手記名簿を作成して出入りすることができ、これを断る場合、出入りが制限される。

 KBOは多少面倒な点があっても「電子立ち入り名簿」システムの導入は出入り者情報の確認はもちろん、転売チケットの予防にも活用できるだけに観客に積極的な協力を呼びかける。

キャプション

入場後も防疫守則の遵守は続く。

野球場内で飲食店は一部運営されるが、中央災難安全対策本部のソーシャル・ディスタンス指針に従って、観覧席での飲食物の持ち込みは当分禁止される。

飲食物は観覧席以外の一部指定スペースでは可能だが、ほとんどの球場内の飲食スペースが狭く、飲食物の持ち込みを自制する方針だ。観覧席ではマスク着用に大きな支障を与えない範囲内で、酒類を除いた飲料水に限って例外的に飲食が許可される。

座席が確定していない自由席とキッズゾーン、アミューズメント施設のような複数の人々が密集する恐れのある区域は、当分の間、運営が中断される。

密閉された喫煙室の運営も禁止される。試合中、マスク着用が不便な未就学児童との同伴観覧は、安全のためにできるだけ自制するよう勧告し、やむを得ない場合は格別な注意を呼びかける方針だ。

飛沫の噴出が憂慮される応援歌や応援コールの合唱、接触を誘導する応援などは制限される。

特に、観客の安全な観覧のため、新型コロナ関連の安全規則を守らない観覧客に限り、警告及び退場などの強力な措置を実施する計画だ。

新型コロナによって普段と違った制限的な観覧となるため観客たちも不便さから避けられないが、新型コロナ感染の予防と安全な観覧のために観衆の積極的な参加と遵守が必ず必要だ。

今後もKBOと10球団は徹底した防疫対策をもとに、政府、防疫当局、自治体などと積極的に協力し、安全な野球場作りに万全を期す方針だという。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集