最年少で米国女子ツアーにデビューするチョン・ヨンイン、スポンサー契約も順調

2018年12月13日 ゴルフ #米国女子ツアー

2019年シーズンから米国女子ツアーに“最年少デビュー”するチョン・ヨンイン(18)に、心強い味方が現れた。韓国ゴルフメーカー「Volvik」(ムン・ギョンアン会長)のロゴをつけて、アメリカに進出する。

Volvikは12月13日、ソウル江南(カンナム)区の本社でチョン・ヨンインと調印式を行い、ゴルフボールをはじめとするVolvikの各種用品のサポートなど積極的なスポンサードを約束した。

有名レッスンプロ、チョン・ウクヒュ氏の娘であるチョン・ヨンインは5歳からゴルフを始め、10歳で出場した2010年ワールドチャンピオンシップで優勝。天才ゴルファーとして注目を集めた。

(関連記事:米国女子ツアーに韓国から新たな刺客、18歳のチョン・ヨンインとは

米国ジュニアゴルフ協会主催大会で5勝を収め、2014年からは4年連続でアメリカのジュニア代表を務めるなど、エリートコースを歩んできた。米国女子ゴルフ協会は昨年7月、年齢制限規制の適用猶予申請を受け入れ、チョン・ヨンインにQスクールの受験資格を与えた。それまで米国女子ツアーが年齢制限を適用しない特例を受けた選手はレクシー・トンプソンとリディア・コの2人だけだ。

2018年は米国女子ツアー2部でプレー。そして今年の米国女子ツアーのシード権を争う「Qシリーズ」を13位タイで通過し、最年少でフルシードを獲得した。2019年シーズンから新人王に向けた挑戦を始めることになる。

チョン・ヨンインは「新たに挑戦する舞台ではお父さんがキャディーを務めてくれるので心強いが、さらに強力な支援をいただけてうれしい。ルーキーとして元気で覇気あふれる姿を見せて、ゴルフ強国・韓国にふさわしい選手になりたい」と話した。

ムン・ギョンアン会長は「チョン・ヨンイン選手の合流で、より強力な“チームVolvik”選手団の構成を実現できるようになった。米国女子ツアーが注目するチョン・ヨンイン選手の力強い歩みに不足がないように、物心両面で支援する」と述べた。

チョン・ヨンイン(左)とムン・ギョンアン会長

チェ・ウンジョン、イ・ミヒャン、ポルナノン・ファトラムなど米国女子ツアーでプレーする選手を後援しているVolvikは、今回のチョン・ヨンインとの契約でアメリカ制覇に向けてさらに拍車をかけた。

Volvikは2012年8月に米国オーランドで現地法人を設立して以来、米国女子ツアーと活発な海外マーケティングを展開しており、昨年は80カ国に1700万ドル(約19億円)に達するゴルフ用品の輸出額を記録するなど、グローバルゴルフブランドとしての地位を強固にしている。

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