ACL中断とリーグ試合数減少で選手起用に変化はあるのか。韓国Kリーグ“2強”の場合

2020年06月03日 サッカー #Kリーグ
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今シーズンのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)参戦組が負担を感じている。ACLが中断状況のため、メンバー全員の出場時間の配分が難しくなっているからだ。

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特に、Kリーグ1(1部)優勝候補である全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースと蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)FCの2チームが、同じ悩みを抱えている。

新型コロナウイルス感染症の影響でACLが中断されているなか、サッカー界では今年中の再開は困難との意見が浮かび上がっている。

この状況が、即戦力級の選手が多い全北現代と蔚山現代のネックになっている。試合に出場できるメンバーは限られるため、すべての選手に公平に出場時間を与えることは不可能に近い。

1部リーグ所属チームは7月から国内カップ戦のFAカップに参加するため、6月いっぱいまでは消化できる試合がリーグ戦のみとなる。

出場機会に恵まれない選手が増えれば、チーム内の雰囲気が乱れ、取り返しのつかない事態になる恐れもある。全北現代や蔚山現代のように、誰が先発で出場してもおかしくないスカッドであるほどそのリスクは高い。

キム・ボギョンや邦本など全北現代の多彩な2列目起用

開幕戦から第4節までを見ると、全北現代と蔚山現代は似て非なるスカッド運営を行っている。

全北現代のローテーションの幅が広くない。GKや4バックのDF陣、守備的MFといった6つのポジションは、ここまで先発メンバーが固定化されている。ソン・ボムグンが守護神を務め、4バックにはキム・ジンス、ホン・ジョンホ、チェ・ボギョン、イ・ヨンが並ぶ。中盤の底には常にソン・ジュンホが立っている。

この起用には、守備のバランスを重要視するジョゼ・モライス監督の性向が感じられる。

また、最前線のストライカーも、事実上チョ・ギュソン一人に絞られているようだ。

チョ・ギュソンは開幕戦から第3節まで先発のラインナップに入り、第4節は累積警告で欠場した。22歳のチョ・ギュソンがKリーグ特有のルール“U-22選手義務出場規定”に該当することもかかわっているかもしれない。

その代わり、守備的ポジションを除いた中盤の組み合わせは多彩だ。

邦本宣裕

イ・スンギ(308分)、キム・ボギョン(283分)、ハン・ギョウォン(271分)、邦本宣裕(251分)、ムリロ・エンリケ(242人)の5人がそろって先発で3試合出場し、交代で1試合ずつ出場した。

そのほかにイ・スビンも3試合に出場したが、実際のプレー時間は52分と多くない。

全北現代は最前線とディフェンスラインは固定しつつ、攻撃の円陣となる2列目の組み合わせを少しずつ変えていく形でシーズン序盤を送っている。ここまで試合に出場した選手は計16人だ。

固定メンバーは多い蔚山現代だが…

蔚山現代もやはり部分的にローテーションを稼働しているが、全北現代とは少し様子が違う。

開幕4試合すべてで先発出場した選手は、FWがジュニオール・ネグランとキム・インソン、MFがU-22選手のイ・サンホンとプレーメイカーのユン・ビッカラム。そこにDFデイブ・ブルタイスと新加入のGKチョ・ヒョヌを合わせ、計7人となっている。

固定の先発メンバーは全北現代よりも一人多いが、実際に試合に出場しているメンバーは18人と上回る。相対的に、より多くの選手を起用しているという意味だ。

特に、守備陣ではチョン・ドンホとキム・ギヒが1試合ずつ先発出場する変化もあった。中盤ではコ・ミョンジンが4試合すべてで途中出場し、123分を消化した。

イ・チョンヨン

欧州リーグから11年ぶりに母国へ復帰したイ・チョンヨンは第3節まですべて先発出場。第4節だけベンチスタートとなり、後半から途中出場していた。

ACLが中断され例年よりもリーグ試合数も少ない今シーズンのKリーグでは、トッププレイヤーを多数擁するクラブの起用法に注目が集まっている。

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